およそ40km/hで大爆走!
電動スケートボードを作る、eスクーターで有名なメーカーBoostedから、今度はキックボード型スクーター「Boosted Rev」が発表されました。ハンドルバーと、ブレーキになるリアフェンダー、それに機械式ディスクブレーキも装備され、最高時速約38.6km/hという便利な乗り物になっています……が、スクーターにしてはかなり速いですよね。
自慢のブレーキ・システム
Boostedは競合他社が作るスクーターよりも、より高度なブレーキを採用しています。スケボー型「Boosted Board」を操るリモコンと同じように、Boosted Revはメカニカルディスクブレーキに加えて、スロットルを逆に回すと電動ディスクブレーキが効く仕様になっています。また機械ブレーキは、自転車のようにレバーでも作動させることが可能です。その他にも、LEDのディスプレイが搭載されており、速度や電池の残量を表示してくれます。
ちなみに創業2年になる競合のライドシェア企業Birdが発表した、1,300ドル(約14万円)で買えるキックボード型スクーター「BirdOne」には、前輪にモーター式ブレーキと後輪にドラムブレーキが装備されています。
パワフルだけど少々重い
ちゃんと止まることも大切ですが、おそらくほとんどの人たちはBoosted Revが速いという理由で欲しがるでしょうね。
Boosted Revは傾斜率25%の坂道でも昇ることができるほど強力で、なおかつ1度の充電で35kmもの距離を走ってくれます。ですがBirdだったら、およそ48kmの航続距離を約束しているだけでなく、折り畳んで持ち上げたときの重さは17.5kg。それに対してBoosted Revは20.8kgと競合他社製品より重いのです…。
とはいえBoostedはEV作りの経験が豊富なので、移動手段として検討する価値はあるでしょう。
Boostedは種類が豊富
これでBoosted Revは、同社の電気スケボー「Boosted Plus」や小型の「Boosted Mini」シリーズの仲間入りをすることになりました。気になる値段は、最高速度38.6km/hで走るハイエンド・モデルの「Boosted Stealth」と同じ1,600ドル(約17万5000円)となっています。
eスクーターは、自転車のようなハンドルと機械式ブレーキもあることから、まったく新しい乗車体験をもたらしてくれます。でもやっぱり安全性は超重要! アメリカでは2017年からeスクーターで1,500人以上が怪我をしているなんて話もあるくらい、ユーザーは自分が想像よりも速く走っていることに気付きにくいようです。
何はともあれ、Boostedの新型スクーターは、夏に発売を予定しています。購入だけでなく乗ることも、ましてやただ眺めるだけでも、ヘルメットの着用をお勧めします。