イヤホンにwena wristに...文学の香り!? ソニー春の新製品まつりでハンズオン

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イヤホンにwena wristに...文学の香り!? ソニー春の新製品まつりでハンズオン
Image: ギズモード・ジャパン編集部

いっぱいありますよん。

気がつけばもう令和元年。気持ちも新たになっちゃうねってことで、ソニーから色んな新製品が発表されました。こまごまっとしたものが多いので、早速ハンズオンと参りましょう。何気に、令和最初のソニーアイテムだったりする?

超買いやすいオープンイヤーイヤホン「SBH82D」

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Photo: ヤマダユウス型

米Gizmodoも絶賛していた、耳をふさがないイヤホン「Xperia Ear Duo」。アレのネックバンド版ともいえるモデルです。なんとDuoの半額以下! 同じオープンイヤーイヤホンの「STH40D」も存在しますが、あっちは有線モデルなんですよね。なのでこちらはよりDuo的に使えます。

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Photo: ヤマダユウス型

オープンイヤーとは耳の穴を塞がないリスニングスタイルのことで、音楽も外の音も自然に聞けるのがメリット。耳を塞がないからハンズフリー通話でも自分の声が聞き取りやすいし、音楽も聞き疲れしにくい。現状ニッチなジャンルですけど、市場的にはだんだんと拡大傾向にあるそうな。

今回の「SBH82D」は、価格的にもサウンド的にも、まさにオープンイヤースタイルのエントリーモデル。バッテリーは7.5時間とワイヤレスにしてはかなりタフネスで、例えば通勤時に音楽を聞きながらアナウンスは聞き逃さないみたいな使い方もできるかと。

発売日は2019年6月8日予定。オープン価格は1万円。耳に優しいオープンイヤースタイルが、ここから広がるやもしれません。

レトロとテクノロジーを手首に同棲「wena wrist」

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Photo: ヤマダユウス型

腕時計のベルトをウェアラブルデバイスとして使えるwenaブランドからは、2種類のヘッドが新登場。こちらは60年代のレトロさを取り入れた「wena wrist Three Hands Retro head」。軽量さがウリで、従来モデルに比べると重さは4割(55.5g→33.6g)も軽くなりました。

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Photo: ヤマダユウス型

うっすい。「Withings Steel HR」よりうすい。

発売日は2019年5月28日予定。価格はプレミアムブラックが1万3000円前後、ホワイトとシルバーが1万2000円前後。レトロな面構えはお父さんの時計って感じでした。

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Photo: ヤマダユウス型

こちらは王道のクロノグラフ「wena wrist Chronograph Classic head」。金属感が強いドレッシーなデザインで、これまたカッコいい。鏡面やマット、ヘアライン加工など、同じ金属でも様々なテクスチャーを使い分けています。

発売日は2019年5月28日予定。価格はプレミアムブラックが3万4000円前後、ホワイトとシルバーが3万3000円前後。プレミアムブラックのメタルブラック感、超かっこよかった。

恥の多い生涯…の香りってどんなの? 香り×文学という新ジャンル

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Photo: ギズモード・ジャパン編集部

ソニーが手がけるパーソナルアロマディフューザー「AROMASTIC」は、前衛的なエンタメ表現に挑みます。「AROMASTIC」は5種類の香りをいつでも持ち歩ける小型のアロマディフューザーで、好みの香りでいつでもどこでも気分をアゲていこうという香り系ガジェット。

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Photo: ギズモード・ジャパン編集部

その「AROMASTIC」が、香り×エンターテイメントシリーズ第1弾と称して、太宰治の『人間失格』をイメージした香り「AROMASTIC CARTRIDGE 文学の香り 太宰治」を発表。香りとともに名著を楽しむ、新体験を提供します。攻めてんな〜。

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Photo: ギズモード・ジャパン編集部

5種類の香りは、本文中の印象的なシーンをイメージして調合したとのこと。例えば序盤のツネ子を思い出して泣いてるシーンから、当時の香料産業事情をイメージした香りを作ったり、アパートのシーンでは畳を思わせるい草っぽい香りを作ったり。担当の人の香り&太宰愛がすごかったのですが、香り解説も別途書いてあります。

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Photo: ギズモード・ジャパン編集部

ユースケースはこんな感じで、読みながらアロマをシュっと。実際、アロマ&読書の体験はかなり新鮮で、読書のテンションって香りで変わるんだなと思いました。コーヒー香る喫茶店での読書がムードを演出してくれるように、作品と一緒に香りを楽しむのは面白い。香りって気にかけにくいわりには、テンションを大いに左右する様子なのかも。

発売日は2019年6月19日。価格は2,980円(香りカートリッジの価格、AROMASTICが別途必要)。文庫本をイメージしたパッケージもグッドです。

個人的に気になったのは、1万円でオープンイヤーイヤホン生活が始められる「SBH82D」。首掛けスピーカーしかり、耳を塞がない音楽視聴の需要が最近はあるのかも。オープンイヤーなら家の中でも楽に聞けるし、なんなら普通のネックバンドイヤホンとしても使えます。続け、他メーカー!