早く市販化してー!
若干ダマされた感は否めない「プレイステーション・クラシック」はさて置き、米国版復刻ファミコン「NES Classic Edition」、それに「ミニファミコン」と「ミニスーファミ」は古き良きゲーミング時代を復活させてくれた素晴らしいゲーム機となりました。
とはいえどうしてなのか? 任天堂は何百万個も売れたレトロ・ゲーム機の復刻の流れを続けようとせず。N64とゲームキューブをミニ版として蘇らせようとしていないんですよね。
ということで、YouTuberのMadmordaさんがおよそ1/10サイズのゲームキューブ・クラシックミニを作ってしまいました。
これにはちゃんとコントローラー用のポートが4つ、後ろ側には黒いハンドルや起動時に光るLEDなどの機能も再現。縮小化でいくつかアレンジする必要があったものの、ちゃんとゲームがプレイ出来ちゃうのです。
改造点アレコレ
元々はグミが入っていた箱を流用し、エミュレーターではなくWiiを使ったというコチラ。コントローラー用の穴は3.5mmなのですが、特殊なアタッチメントを挿すことにより、オリジナルのコントローラーを接続することが出来ます。
そして小型化にあたり、メモリーを排除した代わりにUSBポートでROMデータやプレイデータをセーブするように変更。ふたつめのUSBポートは、「Wii U」用のゲームキューブUSBコントローラーのアダプターを挿すことを想定しており、4つ並んだ3.5mmジャック部分に4本のアダプターを挿してギチギチになることを避けています。
さらなるこだわり
Madmordaさんは機能面でも細部にこだわり、たとえば電源ボタンは押せば沈んだままで、再び押せばカチっと元に戻る仕様にしていたり、上面のLEDもオリジナルを模しています。ですがシングルCDですら入らないミニミニ版なので、ディスク・ドライブも完全に排除しています。USBメモリーさまさまですね。
背面には給電のためmicro USBポートと、映像出力のための3.5mmジャックが装備されています。ちゃんとしたアダプターがあれば、ディスプレイに繋いで普通にプレイが楽しめるのです。
コントローラーも魔改造
Madmordaさんは、小さくてキーホルダーとして販売されているゲームキューブのコントローラーを入手し、これを開いてバラしてコントローラーとして使えるようにしています。
これらの動画を見ていると、任天堂さんはここまでの改造が出来ない私たちのために、マジでゲームキューブのクラシックミニを作ってくれないかなーって思ってしまうのが悲しいところ。
「ミニファミコン」は2016年に、そして「ミニスーファミ」は2017年に発売して以降、2018年には何も続かなかったんですよねぇ。一応 「NEOGEO mini」と、今年9月には「メガドライブ ミニ」が出るのは最高なのですが……任天堂とは違うので。
毎年のように別機種が出るのはムリとしても、いつかは「ゲームボーイ」や「N64」と経て、「ゲームキューブ」のクラシックミニを出して頂きたいものです。そして「バーチャルボーイ 」と「ファミリーコンピュータ ロボット 」と「ベーシック 」&「データレコーダと「ディスクシステム 」と「ファミリートレーナー 」と……(以下略)