インテリアにしたいくらいオシャレ。
電光掲示板が普及する前、空港や駅などで使われていた、小さい円盤が裏表に回転して文字を表示させるフリップ・ドット・ディスプレイ。これを使って不朽の名作『テトリス』をプレイできるようにした猛者が現れました。
BGMにロシア民謡『コロベイニキ』を聞きながら、延々と遊ぶのが定番ですが……フリップ・ドット・ディスプレイが奏でる小気味の良い音に耳をすませてみましょう。
作ったのはsinowinさん。彼は小型コンピューターとジョイスティックも同時に改造し、この『テトリス』を生み出しました。
ここにあるフリップ・ドットは、全部で210枚あるのだそうです。それがテレビゲームで見られる何百もの光るピクセルとまったく同じように、テトリミノを落とし、そろえれば消えてくれるのです。スピードや操作感は問題なさそうですが、ただ円盤が2面しかないため、黒か黄色の2色でしか表示されないのがやや残念かも? でも黄色だけってのもアナログっぽいですし、ミニマルな感じでオシャレですよね。
ASMR効果も?
LCDディスプレイが普及した今、フリップ・ドット・ディスプレイは不便な過去の遺物となっています。なのでこの『テトリス』ですら、実際のテレビゲーム版には敵わないところがたくさんあります。それでもカチャカチャ音がちょっとしたASMR効果ももたらしてくれますし? ゲームオーバーになったとき、一度全面が黄色くひっくり返る姿もまた気持ち良いですよね。それを見てソロバンを思い出したのは私だけでしょうか?
これを作ろうとした発想と努力には拍手を贈りたいですね。
Source: The Inquirer, YouTube via bOinGbOinG