日常生活で、自分へのご褒美を決めて何かを頑張ることってありますよね。

たとえば、1日かけて家を掃除したらご褒美にピザを注文することにする、とか、職場でこのタスクを終えたら数分間ソーシャルメディアをチェックしていいことにする(逆に、タスクが終わる前にソーシャルメディアをチェックしてしまったら、ソーシャルサイトのブロッカーを設定することにする)、などですね。

目標達成のご褒美に大きな買い物をするメリット

日常生活のお金に関する情報サイトMr. Money Mustacheは、これと同じやり方を次に予定している大きな買い物にも応用して、私生活での大きな目標を少なくとも1つ達成したら、ご褒美としてその大きな買い物をすることを提唱しています。

Mr. Money Mustacheの場合、その大きな買い物とは電気自動車のTeslaです。

Teslaを購入する前に達成しなければならない目標リストには、「主寝室のデッキを作り、カーポートを倍の広さにする」、「息子が車で1カ月の長旅ができる年齢になるまで待つ」など、さまざまな目標が含まれています。

このシステムがうまくいくのは、大きな買い物をする前に達成することにしている目標が、どれも生活の質を向上させるものばかりだからです。

ですから、幸せになるにはTeslaを買わなければならない、というプレッシャーが軽減されます。

欲しいものを自分に禁じるのは辛いことです。ですから、私は、「○○をしたらTeslaを購入してもいいよ」と自分に言い聞かせるようにしています。

そして、Teslaを買う前に達成すべきことが、息子を育てる、自力で手のかかるプロジェクトを完成させる、将来のキャンプやロードトリップをいくつも計画する、など、健全で幸福なことなので、目の前の幸福な生活に意識が向きます。

Teslaをすぐに購入するのは簡単ですが、そうしなくても幸せを感じられるのです。

大きな目標にすべきアイテムは、生活必需品ではなくて良い

もちろん、このやり方が通用しない場合もあります。

たとえば、通勤のために車が必要なときは、毎日エクササイズする習慣が身につくまで待っているわけにはいきません。

高額でキラキラした素敵な物をたまたま目にして、「これさえあれば、もっと幸せに暮らせるのに」と思ったら、現在の習慣や目標に目を向けてみてください。

そして、その習慣をさらに向上させたり、目標達成に向けて努力することでも、より良い生活になるかどうか自問してみましょう。

新しい習慣を身につけたり、個人的な目標を達成したら、高くてもその素敵なものを買ってもいいよ、と自分に言い聞かせましょう。

実際にその習慣が身に着き、その目標が達成したとき、まだそれが欲しいかどうかは別の話です。

このやり方の一番良い点は、目標を達成しようとするだけで幸せな生活になるので、無理して努力しているという意識にならないところでしょう。

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Source: Mr. Money Mustache

Photo: Filip Mroz (Unsplash)

Nicole Dieker – Lifehacker US[原文