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4D Gravity技術の次世代ドローン「エアロネクスト」が中国深圳に進出

エアロネクストは22日、中国におけるビジネス展開の拠点として、深圳市に現地法人「天次科技(深圳)有限公司(Aeronext Shenzhen Ltd.)」を設立。日本と中華圏のドローン産業関係者をつなぐ事業に長年従事してきた川ノ上和文氏が同社総経理に就任したと発表した。

天次科技(深圳)有限公司の総経理に就任する川ノ上和文氏

エアロネクストは、プロペラやモーターなどの飛行部と、カメラや荷物などの搭載部を物理的に切り離すことで機体バランスの安定と従来にない動きを可能とし、飛行姿勢や動作に応じた重心を最適化させる独自技術「4D Gravity」を持ち次世代ドローン事業を展開。UAV(無人航空機)の標準技術化を目標に、特許ポートフォリオを構築し、4D Gravityテクノロジーライセンスビジネスのグローバル展開を行なっている。

中国深圳市での法人設立について、同社は「国際都市香港にも程近く、経済成長著しい深圳市は“中国のシリコンバレー”とも称され、多くの起業家、投資家、大企業の開発部などが集まる“経済特区”。無数の中小製造メーカーが存在し、多くのハードウェアでのイノベーションが生まれ、数百のドローン企業が存在する。このような環境が、我が社のグローバル戦略の第一歩を踏み出す場所として最適と判断した」と説明。

総経理に就任する川ノ上氏は、2005年北京語言大学への短期留学を機に上海、北京で日系企業の店舗運営や中国企業の東京進出プロジェクト等で企画開発・顧客開発等に従事し、2016年には深圳、台湾でのドローン産業リサーチを始め、日本と中華圏のドローン産業関係者をつなぐイベント企画や産業ツアーの企画運営を実施してきたという。

今後は深圳における法人設立を足がかりに、中国市場での4D Gravityテクノロジーライセンスビジネス推進における用途開発や顧客開発、セールス、マーケティングを行なっていくとしている。

天次科技(深圳)有限公司の概要

・所在地:広東省深圳市南山区
・事業内容:4D Gravityテクノロジーライセンスビジネス推進における用途開発や顧客開発、セールス、マーケティング
・資本金:100万元