残念ながら、スマートスピーカーには明らかなトレードオフがあります。
声をかけるだけで天気や渋滞情報、玄関の鍵がかかっているかどうかなどを教えてくれる一方で、巨大企業にあなたのプライバシーが知れてしまうことになります。
それらの巨大企業は、「技術向上」の名のもとに世界中の社員にあなたの話した内容を伝え、あなたのスピーカーを「よりスマートに」するためにすべての情報をアーカイブして保存しています。
こうして、あなた向けにパーソナライズされた情報が届けられると同時に、企業のデータベースにあなたという人物の完全なプロフィールが構築されていくのです。
かねてからAmazonのファンには、Alexa(アレクサ)に録音された会話履歴を削除する方法や、Amazonによるあなたの発言へのアクセスを止める方法を紹介してきました。
当然のことながら、Google製スマートデバイスのユーザーも、同様のマインドセットが必要です。
ありがたいことに、Googleのサーバーからあなたの情報を見つけて削除するのは非常にかんたんです。
また、今後Googleがあなたのアーカイブを作るのを停止することもできますよ。
Google Homeの音声記録を削除する方法
まず、Googleの「マイアクティビティ」ページを開きます。
このページを開いたことがない人は、今後はちょくちょくのぞくようにしましょう。なぜって、そこにはとても怖くて興味深い情報が載っているからです。
音声記録を削除する心の準備ができたら、検索バーの下にある「日付とサービスでフィルタ」をクリック。
「すべてのサービス」をクリックしてすべての選択を解除してから、下にスクロールして「音声アクティビティ」を選択し、上に戻って青い虫メガネをクリックします。
すると、Google Homeに話した内容がすべて表示されます。私の場合はこんな感じ。退屈な日常がばれてしまいますね。
これらを削除するには、検索ボックスの右にある3つのドットのアイコンをクリックして「検索結果を削除」を選ぶだけでOK。すべての音声録音にサヨナラしましょう。
録音を止める方法
スマートデバイスに話した内容を録音させない方法もありますが、上とは異なる画面で設定します。
まず、「マイアクティビティ」の左側のサイドバーから、「アクティビティ管理」をクリックしてください。下にスクロールして、「音声アクティビティ」を選びます。
「一時停止」を選ぶと、なにやら恐ろしげな警告が表示されます。
「Google サービス全体でさらにカスタマイズされた機能が制限されるか、無効になる場合があります」とか、「アシスタントに「OK Google」と話しかけたときにあなたの声が認識されないことがあります」とか。
でも、試しに我が家のGoogle Homeに現在の時刻を尋ねたところ、マイアクティビティの一覧には追加されず、きっちりと時間を教えてくれました。
機能をオフにしてすぐだったからかもしれませんが、詳細はわかりません。
とにかく、スピーカーやスマートフォンに音声リクエストが拾われたときは、アクティビティログをチェックしてみてください。
音声アクティビティを検索しても何もでてこないなら、今後はチェックの頻度を落としてもいいかもしれません。
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Image: Lifehacker US
Source: Google
David Murphy - Lifehacker US[原文]