こんなにやっていませんでした…。
新しいガジェットを買う時に、古いガジェットを売る人も多いでしょう。しかしそんな時に気になるのが、古いガジェットに残ったデータ。ガジェットはプライバシーの塊ですから、売却前にぜひとも消去しておかなければいけません。そんなガジェットを売却する際に避けたい5つのポイントについて、米Gizmodo記者のDavid Nield氏がまとめてくれています。
1. 商品画像が少ない

きれいな画像はオンラインでガジェットを売る際にもちろん重要ですが、iPhoneやFitbitのヘルストラッカーのように人気かつ高価なデバイスを持っている人は、1枚か2枚の写真か、あるいは時間を節約するためにストックフォトを使いたい誘惑に駆られることでしょう…しかし、それは間違い!
写真は潜在的な購入者の興味を引くだけでなく、自分の保険としても役立ちます。あらゆる角度から撮影し、目立った傷を記録しておくべきです。なぜなら、一部の不正な購入者は送られたガジェットと同機種かつ傷があるものを用意し、すり替えて返金を求めることがあるのです。証拠がないと、このような詐欺は簡単に成立します。
また同じ理由で、シリアル番号もメモして写真に撮っておきましょう。ただし、これらはオークションサイト等に掲載しないこと。そうすることで、上記のような詐欺への対抗できます。
2. バックアップが不十分

バックアップは面倒ですが、大事な家族の写真を失うよりはずっとマシです。最近はブロードバンドが普及し、クラウドサービスに簡単にアクセスできるようになりました。バックアップをしない理由はありません。
また写真や大事なスプレッドシートだけでなく、メッセンジャーの会話やSNSに投稿した画像、ブラウザでダウンロードしたファイル、クラウドにアップロードしていないファイルも忘れないように。
時間があれば、アプリの内部のファイルが別のデバイスやオンラインに保存されているかどうかを確認するのもいいでしょう。例えばゲームのバックアップや、ポッドキャストのリストは忘れていませんか?
デバイスを手放す前に、Dropbox、iCloud、Google Driveにて最後の同期がきちんと行なわれているか、あるいは他のデバイスにコピーされているかどうかを確認しましょう。
3. ソフトウェアの登録を解除しない

データの保存が終わっても、PlayStation 4のゲームやMacBook Proの画像編集ソフトなどソフトウェアやアプリの登録は忘れがちです。また、それらの物理メディアやダウンロードコードは保管していますか? ソフトウェアのダウンロード場所はどこでしたっけ?
セキュリティ上の理由から、ソフトウェアとWebアカウントの登録を解除することも大事です。iTunesやPhotoshopは登録できるデバイス数が限られています。FacebookやNetflixからもログアウトしておきましょう。
ほとんどの場合、ガジェットを売った後にもその認証解除とログアウトは可能です…が、ぜひとも売却前に忘れずに。なおAppleも指摘しているように、iPhone等を手放す際はFind my iPhoneへのデバイス登録を解除しておきましょう。
4. ガジェットのクリーニングが不十分

ガジェットのクリーニングは、データのバックアップと同じくらい大事です。面倒でも、中古で売るときには絶対に忘れないでください。ガジェットの状態は、その売却価格と関心の高さに大きく関わります。もしそれが汚れていたりホコリが付いていたりすれば、実際よりも古く、あるいは性能が低下していると見られるかもしれません。
またガジェットを掃除すれば、これまで気づかなかった傷や損傷を見つけ、状態リストに加えることができます。もしそれにより価格が下がったとしても、事前に申告しましょう。
掃除には大した時間はかからず、使い古した布が役立つはず。また、綿棒やエアダスターを使うのもいいでしょう。ただし掃除の前には、製品の防水性能をチェックしておきましょう。米Gizmodoの兄弟メディア「Lifehacker」には、正しいガジェットの掃除方法が掲載されています。
5. 初期出荷状態に戻されていない

スマートフォンやノートパソコンのデータが、売却後に悪用されるのはもちろん避けたいですよね。ありがたいことに、デバイスメーカーやソフトウェアの開発者は、ファクトリーリセットの手順を用意しています。
またフラッシュストレージの普及や、クラウドサービスの一般化により、他人があなたのドキュメントや情報にアクセスすることはかなり難しくなっています。
しかし、古いタイプのハードディスクドライブ(HDD)を搭載したガジェットの場合、ソフトウェアでデータを抽出できる可能性があります。この場合、HDDを物理的に破壊するか、あるいはHeidiのようなツールでデータを消去してください。ガジェットから完全にデータを消去する手順については、こちらをどうぞ。