ARは新しい仏具です。
さまざまな姿で顕現するという観音様がアンドロイドにもなる昨今。またしても仏教と最新テクノロジーが見事に融合した事例が登場しました。
それが新潟県小千谷市の極楽寺の花まつりにてお披露目された、「極楽浄土AR」。タブレットのカメラを本堂に向けると阿弥陀如来や墨絵の龍が現れます。口伝だけでは伝えづらい法話を、もっと視覚的に理解しやすくするために作られました。
特設サイトによりますと、タブレットはARと現実を意識せずにつなぐ開口部という役割を担うため、オンリーワンのオリジナルで作られたとのことです。障子っぽいデザインがシンプルでありながら、お寺の雰囲気に溶け込んでいます。
次の動画では、これまで形式張った法話しか行なってこなかったがために、お寺に集まる人が減っていったことを危惧した住職さんが、苦心の末にこのデバイスを考えたことが語られています。
最近はテクノ法要や、プロジェクション・マッピング法要なんてのもあったりして、テクノロジーで五感を刺激して心に訴えかける方法が徐々に増えてきているようです。
Japaaanによりますと、6月9日(日) 13:30〜17:00には「極楽浄土AR」を体験できる、「見える法話」の特別公開が実施されるとのこと。予約は不要だそうなので、足を運んでみてはいかがでしょうか?
Source:GOKURAKU Jodo AR via YouTube (1, 2) via Japaaan