先日、AppleはApple Watchに月経周期を記録する機能を追加すると発表しました。そして、Apple Watchに入力したデータは暗号化されますが、個人情報は非公開の設定にしておいた方がいいと、かなり慎重な姿勢で強調していました。
Appleは、ここのところユーザーのデータを収益化したいと考えているようなので、なんだか疑わしく思えます。でも、このポリシーは実際の医療記録も含むAppleの他のヘルスデータのポリシーにも沿っています。
現状は安全といえそう
これは、ある程度はマーケティング戦略だと思います。「The Verge」では、Appleがプライバシーに力を入れているというポジショニングを取っているのだと言っています。
Appleは、自社で広告を提供するためにデータを使えるので、よくある広告主のように他の会社とデータを共有しません(暗号化されたヘルスデータはそのような目的で使われるとは思いませんが)。
したがって、少なくとも今のところは、Appleの「ヘルスケア」は慎重に扱いたいデータを保存しておくのに安全な、数少ない場所のひとつとなるでしょう。
その他のプライバシーを守る記録法
なお、これまでプライバシーに力を入れたい人におすすめしていた他の月経周期記録アプリ、Planned Parenthood社の『SpotOn』はデバイス内にデータを保存します(データ中心のビジネス戦略でもありません)。
また、カレンダーに書き込んだり、デジタルデータでメモしたりするなど、それ以外の昔ながらのやり方でもいいと思います。
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Image: Apple via Lifehacker US
Source: GIZMODO US, Lifehacker US(1, 2), The Verge, USA TODAY, Planned Parenthood
Beth Skwarecki - Lifehacker US[原文]