レンズの仕組みがよくわかる。
キヤノンが公開している「キヤノンRFレンズ技術」というビデオがあります。この動画は、キヤノンの「EOS R」や「EOS RP」で採用されている新マウントレンズ「RFレンズ」についての解説動画です。6月20日に発売される新レンズ「RF85mm F1.2 L USM」の発売に合わせて公開されたようです。
RFレンズは、キヤノンがフルサイズミラーレス一眼カメラ用に新規開発しました。この動画では、RFレンズがどうして高画質なのかについて言及されています。
レンズ本体の設計はもちろんですが、ボディも含めた「RFマウント」の優位性についての解説が、なかなか興味深い内容です。
ポイントは、レンズ後玉から撮像素子までの距離。ここが短いほどレンズから通ってきた光を無理に屈折させずに撮像素子の届けることができるため、高画質にしやすいとのこと。キヤノンは、この後玉と撮像素子の距離を「ショートバックフォーカス」と呼んでいます。
一方、ショートバックフォーカスのデメリットもあります。それは、レンズから入った光が撮像素子に乱反射してレンズが拾ってしまうという現象。これが起こるとフレアやゴーストの原因となります。
キヤノンはこの弱点を、レンズのコーティングで解消しているとのこと。ぬかりありません。
このビデオを見ると、RFレンズのことはもちろん、レンズとカメラの仕組みについても学べます。カメラを趣味としている方は、一度見てみるといいでしょう。
しかし、このビデオ見ちゃうとEOS RとかEOS RP欲しくなっちゃうなー。罪なビデオだぜ……。