あのヌルヌルなら一発で感電しそう。
JR九州の話では、5月30日に小さなナメクジが停電を引き起こし、特急などの上下線が運休したことで、およそ1万2000人の乗客に影響が生じた、とCNNが伝えています。
非常にレアなケースだった
運休したのは朝9:40頃。この停電のために26本の電車が運休となりました。JRの技師の証言でが、原因は長さ2~3cmのナメクジが電線を伝い電力ネットワークに接続された設備に入り込んだとのこと。そして火が出たことで、送電網の一部を取り外すこととなりました。
月曜日、JR九州の広報はCNNに対してこうコメントしています。
近年、ナメクジが原因で停電したなんて聞いたことがありません
加えて、ナメクジが電源箱の隙間から侵入したことについて、このように話してくれました。
将来的に検査して、そうした隙間が設備に見つかったら、修繕するようにします
CNNいわく、JR九州は停電の原因をすぐに見つけたものの、この情報は3週間も公開されなかったのだそうな。ですが地元のメディアが、週末にすっぱ抜いたのでした。
生き物 vs. 列車
野生生物が電源設備に侵入して停電を引き起こす事故は、割とよくあることだったりします。またThe Japan Timesでは、JR九州が公式に「鹿が列車に突っ込むといった事故はよく起こるものの、ナメクジはない」とコメントしていることを伝えています。
去年のこと、JR西日本が運転する新幹線の鼻先の隙間に、人身事故のあと人間の身体の一部が挟まったまま、およそ32kmほど走行を続けていた、という出来事がありました。当局はこの件を、自殺として扱っているとのこと。
身体の大きな人間の事故も悲惨ですが、小指ほどのナメクジも列車運行の妨げになってしまうとは……遅刻した人たちは苦笑いするしかありませんね。
Source: CNN, YouTube via the japan times
Reference: 産経新聞