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サードパーティー製スクリプトの実行時間などを視覚化した「Third-Party Web」


ウェブ上でサードパーティー製のスクリプトはどれぐらいの実行時間を要しているのか、そもそもどれぐらいの数があるのかということを、エンジニアのPatrick Hulce氏が「Third-Party Web」というサイトで可視化しています。

Data | Third-Party Web
https://www.thirdpartyweb.today/


GitHub - patrickhulce/third-party-web: Data on third party entities and their impact on the web.
https://github.com/patrickhulce/third-party-web

サイト上部の「Average Cost」「Total Impact」「Popularity」の3つで、それぞれ「スクリプトの平均実行時間」「全ウェブで実行されているスクリプトの合計実行時間」「どれぐらいのページにスクリプトが含まれるか」を表示します。また、右側の「Treemap」「Bar」では見せ方をツリーマップと棒グラフから選べます。


データは「広告」「ホスティング」「アナリティクス」「ソーシャル」「複合・その他」「CDN」「開発者ユーティリティ」「カスタマーサクセス」「タグ管理」「マーケティング」「コンテンツ&パブリッシング」「ビデオ」の12カテゴリーに分類されています。

ツリーマップでAverage Cost(スクリプトの平均実行時間)を表示するとこんな感じ。カテゴリー総計で実行時間が長いものが左上に来て、さらにそのカテゴリー内で個別のサービスごとの実行時間で並べ替えが行われています。なお、面積が大きいほど「実行時間が長い」ため、ページ読み込みが遅くなる原因になっていることを示します。


マウスオーバーにより、そのスクリプトが使用されている数と平均実行時間が表示されます。


同じものを棒グラフで表示するとこうなります。


「Total Impact」は総実行時間なので、1つあたりの実行時間が短くても数が多ければ上位に入ってきます。そのため、「Google/Doubleclick Ads」が含まれる「広告」カテゴリーが圧倒的。


カテゴリー総計だとソーシャルカテゴリーの方が多く、その中で最多はFacebookの102万5971件。単独だとGoogle/Doubleclick Adsの112万4001件が最多です。

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in レビュー,   ネットサービス, Posted by logc_nt

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