Huaweiスマホのアメリカへの配送をFedExが拒否…の後に謝罪

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  • author 塚本直樹
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Huaweiスマホのアメリカへの配送をFedExが拒否…の後に謝罪
Image: Rafie Van Geam / Shutterstock.com

ただのミス?

いまだ解決の糸口が見えない、米中貿易戦争。そんな中、物流大手のFedEx(フェデックス)Huawei製スマートフォンのアメリカへの配送を(誤って)拒否していたことが判明しました。

テックサイトのPCMagのライターによると、Huaweiの最新スマートフォン「P30」をイギリスのオフィスからアメリカへと配送しようとしたところ、数日後になんと送り返されてしまったのです。しかも、荷物は一度はインディアナポリスまで届いていた、とのこと。わざわざ、そこから送り返しますか…。

なお、配送拒否の理由については「米国政府とHuawei、そして中国間の問題」と記載されていました。これに驚いたPCMagのスタッフは、別の配送業者のUPSに確認を取ると、「問題なく配送できる」と回答。また、Huaweiも「(配送許可は)完全なアメリカの命令に対する誤解」だと伝えています。

そして先週木曜日、とうとうFedExは「配送拒否は誤りだった」との声明を出したのです。一方で、この「返送用ラベルはFedExが作成したものではない」という、なんとも不思議な回答もしています。それでは、一体誰が…。

今回のトラブルは、アメリカ政府による強硬なHuaweiの締め出し策に企業が対応しきれなかった(あるいは反応しすぎた)、ということなのでしょう。どちらも問題もいまだに解決の糸口は見つかっていませんが、アメリカ政府はどんな着地点を望んでいるのでしょうか。

Source: The Verge