アース製薬、せっけん「ミューズ」販売撤退 19年末で
アース製薬は1日、薬用せっけん「ミューズ」などの国内での販売から2019年末で撤退すると発表した。製造元の大手日用品メーカー、英レキットベンキーザーグループと合意した。商品はレキットベンキーザー・アジアパシフィック(東京・品川)が、引き続き国内で販売する。
アース製薬は07年から自動食器洗い機用の洗剤「フィニッシュ」、08年から薬用せっけん「ミューズ」について、国内の代理店への販売と運搬、代金回収の業務を担っていた。自社で手薄な洗剤類を扱うことで小売店との交渉力を高め、主力商品である殺虫剤などの取扱店舗の拡大につなげてきた。
ただ販売・運搬業務は煩雑でコストがかかる。今後の業務継続による利益は少ないと判断した。契約終了に伴うアース製薬の連結業績への影響は軽微となる見通し。