シンプルに否定しています。
「こんなにボコボコ辞めてりゃ、いろんな噂も飛び交うよね…」の一言に尽きますが、海外メディアThe Wall Street Journalが書いて話題になっていた、ジョニー・アイブの退社の原因の噂に、ついにCEOご本人登場。
NBC Newsに対して、あの話は「事実と一致していない」とティム・クック本人からメール(下のツイート)が飛んだみたいです。
Exclusive: In scathing email, Apple CEO Tim Cook tells me the @WSJ report about Jony Ive’s departure — and his frustration with Cook’s alleged lack of interest in design — is “absurd.” Says reporting and conclusions "don’t match with reality.”
— Dylan Byers (@DylanByers) July 1, 2019
Full story coming soon @NBCNews … pic.twitter.com/QX9L4MvjFs
「軽視が原因では?」の背景
そもそもコトを遡ると、先週の金曜Appleからリリースが公開されたジョニー・アイブ退社について、The Wall Street Journalが匿名のAppleの従業員を取材。ジョニー・アイブがなぜ退社するのか、噂を報じました。
内容は、Appleの役員がテクノロジーよりも財務や経営をバッググラウンドに持つ人材が増えていることに対して、アイブの不満が募っていたこと。こういったことが働いて、デザインチームが日常的な管理から手を引くことになり、最終的にチームが社内で弱くなったこと。ティム・クックはデザインに興味がないと、デザインチームのメンバーが感じていたという記載もあり、つまり、ティム・クックのデザインへの軽視が原因では?と報じられました。
馬鹿げている
このThe Wall Street Journalについて、ティムはNBC Newsの記者に送ったメールで「あの記事は不条理(This story is absurd.)」と書き出し、「記事の結論を含む、多くの部分が事実と異なる」と否定しています。
続けて「Appleのデザインチームは並外れた才能を持っている」と決して軽視していないことを伝え、ジョニー・アイブもティム・クックも体制変更後のデザインチームが栄えることを信頼しているとメールで伝えています。
円満退社ならいいのでは…
ティム・クック本人からメールが飛ぶなんて珍しいので、よほど何か思うところがあったんでしょう。少なくとも本人いわく、デザインに対する興味のなさで辞めさせたという訳ではないようです。決してギスギスしているわけではなさそう。
よく耳する考察として、Appleのビジネスモデルが変更しつつあり、ジョニー・アイブの仕事がここ数年で大きく変わってきている、みたいな話がありますが、お互い円満に退社できるなら、それはOKなんじゃないでしょうか。会社ってそういうものだから仕方ないというか…。
あとティムは「iPhoneから送信」消さない派なのね。
Source: NBC News, Twitter, The Wall Street Journal via Twitter(1, 2)