どの家庭でも薬品は、小さな子どもの手の届かないところに保管していると思います。

しかし、化粧品も子どもには危険なことがあります。

化粧品で子どもが重傷をおう可能性

最近の研究で、化粧品による中毒や化学熱傷になる子どもが恒常的に発生していることがわかりました。

この研究の著者は、過去15年間に同種の事故でアメリカ国内の救命救急に搬送されたケースを64,400件と見積もっています。

通常、私たちは化粧品を危険だとは思っていません。

化粧品のデザインや包装は、カラフルで見た目が魅力的であり、開けやすく、使いやすいようになっています。また、良い匂いがして、食べ物みたいに見えることもあります。

報告されている怪我の中で最も重症なものは、ヘアーリラクサー(縮毛矯正用の強力な薬品:日本で同じものは手に入らない)とパーマ液による化学熱傷とマニキュアリムーバーなどのネイルケア製品の中毒でした。

死亡は報告されていませんが、多くの子どもが入院するほどの重傷を負っています。

対策:化粧品を遊びでも渡さないように

米国小児科学会は、化粧品を子どもの手の届かない場所、または鍵や安全ラッチが付いているキャビネットの中に保管することを推奨しています。

この研究により、子どもの年齢によって最も発生しやすい怪我の種類は変化することがわかりました。よちよち歩きの幼児の場合は、何でも口に入れてしまうことで事故が発生しています。

親が知らないうちに抽斗を開けたり、手が届かないはずのところに届いたりするようです。一方、それより少し年齢が上の子どもはもう少し手先が発達しているので、自分の目にスプレーを噴射するなどの事故が増えます。

幼児は迷いなく行動するので、決して甘く考えず、化粧品を含めて危険物は子どもの手が届かない場所に保管するようにしましょう。

あわせて読みたい

YouTubeに子どもの水着動画をあげてはいけない

YouTubeに子どもの水着動画をあげてはいけない

ベビーカーにブランケットをかけてはいけない|赤ちゃんの熱中症対策

ベビーカーにブランケットをかけてはいけない|赤ちゃんの熱中症対策


Image: Alina Demidenko/Shutterstock.com

Source: Sage Journals, Healthy Chirldren

Beth Skwarecki – Lifehacker US[原稿