自分の仕事量が限られているとしたら、どのように“十分”働いたと決めるのでしょうか?

フリーランスでも、いわゆる会社員で副業に勤しんでいる人でも、標準的な9時〜17時以外で働いている人は、ある時点で1日の勤務時間を自分で決めなければなりません。

この問題には3つの基本的な対処法があり、それぞれ一長一短です。

1. 時間を元にした勤務時間

時間を元に決める場合は、「今日は9時〜17時まで働こう」とか「18時〜真夜中まで働こう」など、自分で勤務時間のスケジュールを決めます。

決めた時間に仕事を始め、決めた時間に仕事を終えます。また、自分には決めた時間内に終わった分が十分な量だと言い聞かせます。

現在、私のフリーランスの勤務時間は時間を元に決めています。午前7時30分に仕事を始め、16時まで働きます。

お昼休憩は30分です。16時までに終わらなかった仕事は、次の勤務日にやることになります。

週40時間でどのくらいの仕事をこなし、期日に間に合わせられるかを知らなければいけません。これなら決められた時間内で、自分がどれくらいの仕事ができるのかよくわかります。

2. 仕事を元にした勤務時間

フリーランスで仕事を始めたばかりの頃、私は仕事を元に勤務時間を決めていました。

引き受けた仕事のために働き、その仕事が終わったら、私のその日の勤務は終わりです(場合によっては、その週の勤務も)。

また、1日8時間働けるほど常に仕事の依頼があったわけではないので、少なくとも1日1通売り込みのメールを送るのも仕事の一部でした。

それに、常に引き受けた仕事だけで十分な稼ぎになるわけでもなかったので、新しいクライアントを探し、自分の収入を上げなければならないこともわかっていました。

引き受けた仕事が終わったらその日の勤務が終わるということは、勤務時間が1日3時間の日もあれば、12時間の日もあるということです。

深夜まで時間を自由に使えるので、このようなスケジュールで働くのが好きな好きなフリーランスもいますが、仕事量によって勤務時間を決めるのは、私はあまり好きなやり方ではありませんでした。

3. 収入を元にした勤務時間

毎日フリーランスとしてやるべき仕事が十分にあるとわかり始めると、収入を元にした勤務時間に切り替えるようになりました。

「今月はどれくらい稼ぐ必要があるのか? その目標を達成するために終わらせたり、確保したり、売り込んだりしなければならない仕事はどれくらいあるのか?」を頭の中で確認するようになりました。

最初は、自分で設定した目標月収50万円を達成するには、週50時間近くかかっていました。

その後、高額な支払いをしてくれるクライアントとの関係を築くようになると、より少ない時間で同じだけの収入を稼ぐようになりました。つまり、新しい仕事をするだけの時間が残るようになったので、私の収入の目標金額も上がりました。

フリーランス、単発の仕事、副業など、仕事のタイプによって、適している勤務時間も自然と変わります。

たとえば、「Rover」のような犬の散歩サービスをしている場合は、面倒を見ているすべての犬の散歩が終わった時が、1日の勤務時間の終わりです。

3つの時間管理の使い方

仕事を軌道に乗せたいと思っているのであれば、仕事を元にした勤務時間から始めたほうがいいかもしれません。

毎日、将来クライアントになりそうな人や会社3つにアプローチして、SNSに5枚写真を共有する、などするでしょう。

仕事が軌道に乗れば、収入を元にした勤務時間に切り替えられるでしょう。

つまり「今月の目標月収に到達するには、今日どれくらい仕事をしなければならないか?」と頭の中で考えるようになります。

十分すぎるほど仕事が来るくらい成長したら、毎週何時間くらい働きたいかと自分に問いかけられるようになります(必要なお金を稼ぐのに何時間働かなければならないか、ではなく)。

ですから、毎日“十分”働いたのかわからずに1日が終わるという人は、自分がどのような勤務時間で働いたほうがいいのかを考えてみてください。

それから適切な目標を設定し、その目標を達成したら、パソコンを閉じ、仕事道具を置いて、職場/コーヒーショップ/コワーキングスペースから家に帰りましょう。

その日の勤務時間は終わりですから、残りの時間を楽しんでください。

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Image: Manny Pantoja/Unsplash

Nicole Dieker - Lifehacker US[原文