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ヤマハ、ネット再生やAlexaに対応したサブウーファ付きサウンドバー「YAS-209」

ヤマハは、ネットワークオーディオ機能を搭載し、Alexaにも対応したサブウーファー付きのサウンドバー「YAS-209」を8月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。

サブウーファー付きのサウンドバー「YAS-209」

「YAS-207」の後継モデルで、ワイヤレスのサブウーファーがセットになったサウンドバー。新機能として、ネットワーク再生機能を搭載。2.4GHz帯のWi-Fiを内蔵し、SpotifyとAmazon Musicなどの音楽配信サービスが利用可能。Spotify Connectに対応し、プレミアムとフリーの両アカウントが利用可能。ネットワーク再生の対応ファイルは、MP3/WMA/AAC/Apple Lossless/WAV/FLACで、WAV/FLACは192kHz、Apple Losslessは96kHzまで対応する。

AmazonのAlexaにも対応。音声で音楽再生などを指示したり、天気予報などを聞く事も可能。ボリューム操作、入力切替なども音声でコントロールできる。

ネットワーク再生用に新アプリ「Sound Bar Controller」も開発。Android/iOS用に提供するもので、直感的な操作でSpotifyなどの音楽再生を操作できる。本体の電源ON/OFF、音量調整、入力切替、ステレオ・サラウンド・3Dサラウンドの切替え、5種類のサラウンドモードや5.1chバーチャルサラウンドプログラムの切替えなども、アプリから行なえる。

DTS Virtual:Xに引き続き対応。天井にスピーカー設置をせずに、高さ方向を含めたサラウンドを仮想的に再現。前方、左右、後方に加え、高さ方向の音場もバーチャルで再現できるという。

DTS Virtual:Xと5種類の音場プログラムの重ねがけも可能。映画、音楽、ゲーム、スポーツ、TV番組から選択でき、よりコンテンツにマッチしたバーチャルサラウンドが楽しめるという。

デコーダとしては、5.1chまでのリニアPCM、ドルビーデジタル、ドルビープロロジックII、DTS、5.1chまでのMPEG-2 AACに対応。ドルビーTrueHDや、Atmos/DTS:Xのデコードには対応していない。

マルチチャンネルソースだけでなく、ステレオ音声入力時でもアップミックス機能により、バーチャル3Dサラウンドが楽しめる。さらに、低音を増強する「バスエクステンション」機能も備えた。人の声などを聴き取りやすくする「クリアボイス」も利用できる。

Bluetooth受信にも対応しており、スマートフォンからワイヤレスで音楽再生が可能。プロファイルはA2DP、コーデックはSBC/AACに対応する。圧縮された音楽を再生する際に、失われた高域などを補いながら再生する「ミュージックエンハンサー」も搭載。

サブウーファー部分

サウンドバー部分は高さ62mmに抑え、ファブリック素材を活用したデザインを採用。ワイヤレスサブウーファーにもファブリック素材を使っており、サウンドバーとサブウーファーでトータルコーディネートしている。サウンドバーの天面に操作ボタンを配置。壁掛け設置にも対応する。

ユニット構成は、サウンドバー部分に2.5cm径ツイーター×2、4.6cm径ウーファー×4を搭載。最大出力は50W×2ch。サブウーファーのユニットは16cm径×1で、最大出力は100W。

入力端子はHDMI、光デジタルを各1系統搭載。アナログ音声入力は省かれた。HDMI出力は1系統。LAN端子も装備する。

HDMIは4K/60p映像の伝送ができ、HDCP 2.3にも対応。HDR映像もサポートしている。消費電力はサウンドバーが25W、サブウーファーが20W。外形寸法と重量は、サウンドバー部分が930×109×62mm(幅×奥行き×高さ)で2.7kg、サブウーファーは191×406×420mm(同)で7.9kg。