1人1つという贅沢。
本日2019年7月4日にメルセデス・ベンツが、自社初となる電気自動車「EQC」を日本にて発売することを発表しました。CO2排出ゼロで、静寂・快適・スポーティーな走りが魅力という電動クロスオーバーSUV。走りが気になるところですが、残念ながら試乗はなかったので、今回は停止状態のEQCから見て取れる特徴をお伝えします。
静音性へのこだわりに圧倒されつつ……USB-Cポートが5つあることに驚き!
静寂に至るには段階を踏む必要があるのだ
電気自動車とエンジン車を走り比べて毎回驚くのが、音の違い。乗っていると慣れちゃうのであまり意識しないですが、エンジン音って結構大きいんですよね。それが電気モーターに変わると振動と音がグッと抑えられるので、電気自動車はめちゃくちゃ静かに感じるんです。
でもメルセデス・ベンツはそれだけじゃ満足しませんでした。EQCには電気モーターが前後に1つずつ搭載されていて…
EQCは静音性を求めてモーターを隔離! pic.twitter.com/Q946iPMm6j
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) 2019年7月4日
上の動画はボンネットの下、前側のモーターが搭載されいる箇所。で、ガシガシと揺らしているのは、その前側のモーターを支えているケージですね。ご覧の通りかなり振れ幅があって、電気モーターの振動の大部分を吸収できる機構になっているんです。しかもモーターとケージの間には…
別の種類のゴムが噛まされていて、細かい振動も吸収。この2ステップの制振構造でモーターを車体から隔離し、音と振動が車内に伝わるのを防いでいます。こうなるともはやモーターの音はほとんど聞こえないそうで、あとは走行音や風切り音が主なノイズ源だというのですが、こちらに関してもホイールに静音構造を組み込んだり、フロントガラスと前方のサイドウィンドウを3層構造にすることで、対策を施しているそう。
なんでしょう。これに乗り慣れたらワガママな耳になっちゃう気がします。
私はガジェットです!と叫ぶEQC
タイトルにもある通り、EQCには計5つものUSB-Cポートがあります(4つのMacBook Pro超え!)。後ろの席からアクセスできるこの2つと、
前の席の間にあるこの2つ、
そして操作ボタンが多数あるセンターコンソールの下に1つです。しかもそのお隣にはQi規格のワイヤレス充電パッドがあって、
NFCに対応したAndroidスマホならBluetoothも自動的に接続設定を済ませてくれるというガジェット・フレンドリーっぷり。
さらにハンドル周りもめちゃくちゃガジェッティーな多ボタン仕様で、
HUD(ヘッドアップディスプレイ)もあって、
後ろのカメラはポップアウト式。
車もポップアウト式カメラの時代 pic.twitter.com/TK5jBXT6UJ
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) 2019年7月4日
ガジェットらしく家での充電もできますよ〜。
駄目押しのスマホアプリ対応もご覧ください。
いいですね。車のガジェット化、おおいにウェルカムです!