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キネマ旬報の「映画検定」刷新。受験料値下げ、合格者は劇場スクリーンに

創刊100年を迎えた映画雑誌「キネマ旬報」は、一時休止していた「映画検定」をリニューアルして開催する。映画評論家の松崎健夫氏が総合プロデューサーを務め、Yahoo!映画や、イオンシネマなどが協力。受験申込を7月5日より公式サイトで開始した。試験日程は4級(受験料1,800円)が9月1日~、3級(3,500円)が10月1日~、2級(5,000円)が11月15日~、1級(6,000円)は2020年2月11日。

(c)キネマ旬報社

これまでとの変更点は大きく5つで、「Web受験メイン」、「3、4級の受験期間は1カ月間」、「複数回受験可能」(2~4級)、「3級、4級の受験料値下げ」、「合格者への多数の特典」。従来に比べて受験しやすくした。

2~4級はオンライン受験、1級はオンラインと会場試験のどちらかを選択できる。1級の受験資格は現1級保持者および2級合格者のみ。

【試験日程】
4級:9月1日(火)~9月30日(月)
3級:10月1日(火)~10月31日(木)
2級:11月15日(金)~11月30日(土)
1級:2020年2月11日(日・祝)

全ての級の合格者に、「SNS映えにも絶好」というデジタル合格証を発行。また、「合格認定証」アイコンも贈られる。このアイコンはYahoo!映画のユーザーレビューページのYahoo!JAPANID/ニックネームの横、映画情報サイト「KINENOTE」のレビューIDに付与でき、「自身のレビュー格付けとして最適」としている。

合格認定証アイコン
(c)キネマ旬報社

1級や2級の合格者名は「キネマ旬報」本誌でも掲載されるほか、2019年で第13回を迎える「田辺・弁慶映画祭」に審査員として参加できる。また、1級受験者は、映画賞「キネマ旬報ベスト・テン」表彰式に招待される。

2級の合格者名は「キネマ旬報」本誌でも掲載
(c)キネマ旬報社

「映画検定」開催に合わせて、イオンシネマ全劇場でプロモーションを展開。期間は7月12日から、1級合格者発表の2020年3月まで。全91劇場の幕間上映、イオンエンターテイメントマガジンでの告知のほか、3級以上の合格者はイオンシネマ全劇場の幕間上映で合格者名がスクリーンに映し出される。

1級、 2級、3級の合格者名が映画館のスクリーンで流れる(掲載イメージ)
(c)キネマ旬報社

動画配信サービス「GYAO!」では、映画検定の出題作品と連動した作品を8月中旬頃から無料配信。「映画検定│あなたの映画知識はどれくらい?」のページで視聴できる。