先日大々的に報道された「年金2000万円足りなくなるから頑張って貯蓄してね」問題。
みんな、なんとな〜くは年金やばそうと気づいてはいたけれど、いざ言われてみると「無理ゲー」感が…。2000万…。
家計に緊縮財政を敷いたり、投資に回したり、転職を考えたり、など現実的な対応策を考え始める人もちらほら。
1.まずは落ち着いて、計算してみましょうか
もちろん暮らし方によって、老後に必要な金額は人それぞれ。「2000万円」は、あくまで平均的な金額にすぎません。
まずは落ち着いて計算してみることから初めてみると良いかも。
慌てても、突然どうにかなるものでもないので、取れる選択肢を列挙してみると、頭の中が整理されるかも。
2.投資を現実的に考えよう
2000万円が「無理じゃん」と思ってる我々に、「じゃあ投資しようね」っていうのが、話題の報告書の大筋。
とは言っても、投資だけで生きていけるほど稼げるのは、よほどの運と原資がある人だけでしょう。
そもそも「投資」ってどれくらいリターンがあるものなのでしょうか。
記事によれば、「仕事」で稼ぎ出す金額を軽視してはいけないとのこと。我々サラリーマンがふつうに稼ぐ金額の方が、投資の利回りよりもはるかに多いですし、元手の資金は日々の給料ですから。
ちなみに勤務時間中にこっそりスマホで投資するのはやめた方が良さそう。だいたい上司にバレてますよ!(笑)
3.人生最大のお買い物
一世一代の買い物、マイホーム。
買うときは夢が広がっていますが、あとあと待っているのは現実的な日々の暮らしと、ローンの返済。
後悔しないためにも、念には念を入れてご検討を。
「ローンが払えなくなる」パターンが一番危険ですからね。
新築が高すぎるのであれば、中古という選択肢もありかも。
ただし、リノベーション物件なども思わぬ落とし穴もあるので、いずれにせよ慎重に検討しなければいけませんね。
4.子どもってお金かかるよね
おそらく家の次にお金がかかるのが、子どもの教育費。私立か公立かによってもかなり変わってきますが、ひとまずモデルケースで計算してみましょうか。
日本は奨学金制度が手薄なので、大学生になる頃までにそれなりに貯蓄がないと厳しそう。
はあ…。
5.失業リスクにもちゃんと備えておこう
2020年のオリンピック後、景気悪化が予測されていますが、早くも後退局面に入ってきてしまっている模様。
誰しも「自分は関係ない」と思いたい失業問題ですが、「誰か」に起こることは「自分」にも起こり得るはず。きちんと備えておくべきでしょう。
6.ディストピアを抜け出すために
「あー日本やだなー」と、20代の筆者は書いていてなんだか暗澹たる気持ちになってきましたが、うまく行っている国もあるはず。
ということで、海外に目を向けてみます。
医療費無料、教育費無料、労働時間短い…。もう最高ですね、はい。
制度設計が色々と違うので、単純な比較はできませんが、参考になることもありそう。
記事によれば「幸せな国」の条件は
『医療と教育が誰でも受けることができ、仕事以外の時間が十分に確保され、女性も活躍できる環境があり、国民が利他的で、自国のより良い未来のために政治にも関心が高い』
ことだそう。
とりあえず、7月21日の参議院議員選挙にちゃんと足を運ぶことにします。
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Source: BUSINESS INSIDER JAPAN