ニュース

第3世代Ryzenを求めて約800名のAMDファンが集結、悪天候のアキバでIntelを圧倒

Ryzen 9 3900Xは売り切れ続出、一番人気はRyzen 7 3700X

 7月7日(日) 午後7時にMatisseこと「第3世代Ryzen」シリーズ、対応チップセット「X570」搭載マザーボード、Naviこと「Radeon RX 5700」搭載ビデオカードの3製品が販売解禁された。当日は朝から雨が降り続く悪天候だったにも関わらず、秋葉原の各ショップには多くのファンが集まり、新製品の発売を祝った。

 最も多くのファンが集まったのはツクモeX.パソコン館で、同店によると、開店前の9時30分から配布した「購入待機列整理券」(「Ryzenの整理券を受け取るための列」に優先的に並ぶための整理券)を求めて、300人近いファンが殺到したという。このほかのショップでも、「当初は予定していなかったが、開店前に整理券配布を行った」という声もあり、多くの関係者の予想を超える今回の状況は早朝から始まったようだ。

 その後、多くのショップが午後6時を境に購入待機列を店内などに形成、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店ドスパラ秋葉原本店ソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館にはそれぞれ70人~100人前後が並び、店舗によっては列が伸びすぎて形成をストップする一幕も。そして、販売解禁の午後7時を向かえる頃には、集客もピークに達し、目当ての製品の整理券が手に入らなかった人や様子を見に来た自作PCユーザー、業界関係者などを含めて約800名近くの人が集まるという、ここ数年のPCパーツ販売イベントとしては最大級の盛り上がりとなった。

 ちなみに、2018年11月に発売されたIntelのハイエンドCPU「Core i9-9900K」の早朝販売は、最も長い行列でも100名前後。発売時期や流通量などが違うため、単純に比較するのは難しいが、集客数だけ見ても、自作PCファンの新型Ryzenに対する期待度の高さをうかがい知る事ができる。

 今回発売されたCPUの中で、最も人気が高いモデルは最上位の「Ryzen 9 3900X」で、列の前方に並んだ多くの人はこのモデルを選択。夜間販売の時点でほぼ売り切れという状況に。このほか、入荷数が比較的多かった「Ryzen 7 3700X」も人気で、販売量としてはこちらが一番売れたという。このほか、同時に発売されたX570マザーボードやRadeon RX 5700ビデオカードも好調で、モデルによっては売り切れとなる店舗もあった。

 以下、当日の様子を写真で紹介しよう。

午後6時00分頃の様子。店頭に多くの人が確認できる
購入待機列の先頭
また、購入待機者が多かったため、秋葉原UDX前の広場で待機する自体になった
販売解禁後は各マザーボードメーカーによる店頭イベントが開催。イベントを見るために店頭に多くの人が集まった
午後6時00分頃の様子
店頭に多くの人が並ぶ
カウントダウンタイマーが設置
販売解禁直後の様子
待機列が店内に流れ込む
写真左からアユートの森田健介氏、プロゲーミングチーム「SCARZ」所属のYuccoさん、フリーライターの松野将太氏
午後6時00分頃の様子
2階から1階まで列が伸びる
整理券配布列のPOP
店頭では改造バカこと高橋敏也氏と声優の村井理沙子さんによる「出張ドスパラTV カウントダウンイベント」
店舗に収まらないぐらいの盛り上がり
第3世代Ryzen搭載のBTO PCの展示も(8日からも店頭で展示予定)
午後6時00分頃の様子
同店2階のeSports studio AKIBAも使って列を形成
販売解禁時の様子
午後6時00分頃の様子
販売解禁後の様子
販売解禁後にも外に列があった
ノベルティや配布物
CPU購入者にプレゼントされたTシャツ
夜間販売で商品を購入した人にプレゼントされたショッパー
ショッパーの反対面はRadeon
ドスパラ秋葉原本店ではうちわも無料配布
第3世代Ryzenを紹介する冊子も無料配布

[撮影協力:ツクモeX.パソコン館パソコン工房 秋葉原BUYMORE店ドスパラ秋葉原本店ソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館パソコンショップ アーク]