業界再編の流れを感じます。
本日、楽天モバイルはDMM.comのMVNO事業「DMMモバイル」と、フレッツ光を利用したインターネット接続「DMM光」の買収を発表しました。買収額は23億円。
事業承継後も、既存ユーザーへのサービス名称は当面変わりませんが、2019年9月1日以降はサービス提供会社が楽天モバイルに移行される予定です。また、DMMポイントに関しては、2019年9月1日をもって「楽天スーパーポイント」の付与に変更され、ポイントの移行手続きは改めて案内されるとのこと。
さまざまな業者が入り乱れる格安SIMサービスですが、MMD研究所のデータによると、格安SIMをメインで利用しているユーザーにおいての楽天モバイルの利用率は1位で25.1%。2位のmineoと比べると13%以上も上回っています。そして今回のDMMモバイル(利用率3.5%)の買収…となると、これは1強がますます強くなりますね。
当の楽天モバイルとしても、5Gの割り当てをゲットし、今年10月には自らインフラを持つ移動体通信事業者(MNO)として、国内4番目のキャリアとなることが予定されています。つまり、そうなる前にユーザーをガンガン増やしたい!という狙いがあるのでしょうね。
とあるタイミング(総務省からのお達し)によって多様に広がったMVNO。それが、時代とテクノロジーの変化によって、より強い流れへと収束していく…。
まるで進化の系統樹を眺めているかのようですけど、こうして新たな勢力が力を付けて業界に切り込んでくるって、なんとなくロマン感じるのは僕だけですかね?