トランプ大統領、実はTwitterとFacebookが大嫌い…?

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トランプ大統領、実はTwitterとFacebookが大嫌い…?
Image: Tasos Katopodis/Getty Images News/ゲッティ イメージズ

できれば排除したい?

トランプ大統領といえば、6180万人に上るフォロワーを抱えるTwitterユーザーとしても有名でしょう。重要な発言もTwitterで連投して明らかにしたり、そのSNSでの影響力は計り知れません。ただ意外にも、本人はTwitterなどのソーシャルメディアが大嫌いだったりもするのでしょうか?

このほどCNN Businessが報じたところでは、ホワイトハウスで今週、テック界の大物を集めて、ソーシャルメディアに関するサミットが開催されるようです。しかしながら、驚くべきことに、その場には、SNS界を代表するFacebookおよびTwitterからは、一人も招待されていないとのこと。過去にトランプ大統領は、Twitterが民主党寄りだと非難する発言をし、もし自分が共和党から民主党のリベラル派に転じたと公言すれば、すぐにでもフォロワー数は5倍に膨れ上がるだろうと皮肉を語ったともされています。今回のTwitter排除方針は、やはりそんなトランプ大統領の意向によるものなのでしょうか?

ちなみに、すでに同サミットへの招待を明言しているのは、Carpe Donktum氏(トランプのミームGIF作成でサポート)やBill Mitchell氏(Webメディア運営)など、いずれもトランプ支持を声高に語ってきた人物ばかりで、組織団体としては、PragerU、Heritage Foundation、Media Research Center、Turning Point USAなどが挙がっています。このうちMedia Research Centerといえば、同性愛者への反対運動などで知られています。この団体を創設したLeo Brent Bozell氏は、オバマ大統領を非難する過激な発言でも有名になりました。また、Turning Point USAは、そのメンバーがヒトラーを礼賛する発言をし、大きな問題となったことがあります。ソーシャルメディアのサミットとはいうものの、かなりトランプ寄りの招待客ばかりで占められる、偏った討論会にもなりそうですよね?

先の大統領選では、フェイクニュース発言で物議を醸し、既存のメディアを敵視する戦略を取ったとされるトランプ大統領。いままたTwitterやFacebookなど、SNS大手への嫌悪感をむき出しにして、なにか起こしそうな雰囲気でもありますけど、はたして今後はどのような選挙戦略で挑んでくるのかも気になるところでしょうか…。

Source: CNN