ガッシャーン! テスラ「Model 3」のクラッシュ実験映像

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  • author 岡本玄介
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ガッシャーン! テスラ「Model 3」のクラッシュ実験映像
Image: Euro NCAP/YouTube

人形が飛び出しても止まる! 幅寄せされても避ける!

電気自動車メーカーの筆頭Teslaは、酔っ払って居眠り運転をしていてもフツーに高速道路を走っちゃうくらい安全だったりします。それはソフトウェアが優秀だから可能なワザでした。

ですがハード面ではどうでしょう? つまり車両のボディーですね。

ということで、ヨーロッパで売られている自動車の安全テストを行なう、Euro NCAPがTesla「Model3」のクラッシュ実験をした映像を見てみましょう。

Video: Euro NCAP/YouTube

屋内外で激しくぶつけてみる

真正面からガッシャーン!車体半分ズラしてズコーン! からもズドーン! さらには鉄柱にもグワッシャーン! そして人の頭を模したボールがフロントガラスに衝突させるクラッシュに、歩行者の下半身がぶつかった想定のテストもありました。

車内では、車体が衝突する度に、ハンドルからもサイドからもエアバッグが膨れ、ダミー人形がグワングワンと揺れます。

ほかにも屋外にて、50km/hで前方に停まっている車に突っ込む寸前で停止したり、走行車に75km/hで突進していったり、昼でも夜でも歩行者の手前で止まり、30km/hで子供が飛び出してもちゃんとストップする様子や、幅寄せされても避けている姿もありました。

安全性はめちゃ高い

前半のクラッシュは他車が突っ込んでくるタイプの事故が多そうですが、自走しているときはバッチリ停車や減速するので、事故の心配は低そうです。つまりTeslaなら、最近流行りのアクセル踏み間違いでも、事故が減るのかもしれませんね。

動画を取り挙げたINTERESTING ENGINEERINGでは、「Model3」が安全な理由はフロントにエンジンがないため、安全性を高めるさらなるサポートを取り付けられることだ、と綴っています。


かつて中国では、「Model S」が爆発したこともありましたが、クラッシュ実験ではバッテリーが燃えることはなかったようです。

Euro NCAPは5つ星の評価を与えたようなので、とりあえず衝突時の安全性はかなり高いことがわかりました。もし購入時に車体の頑丈さを気にしていたら、大いに参考になる映像でしたね。

Source: YouTube via INTERESTING ENGINEERING