前々から欲しくてたまらなかったものを、初めて自分のお金で買ったときのことを覚えていますか?
私は、貯金してやっと買えたものは大切にしました。
「自分のお金で買い物ができるってなんて嬉しいんだろう」と思ったものです。
子どもにとって、これは必要な通過儀礼であり、何かを所有することで自尊心を持てるようになります。だったら、それをさらに発展させましょう。
必要なものを子どもに買わせる
親が子どもにお金の価値を本気で教えたいと思うなら、子どもに「欲しいもの」だけでなく「必要なもの」も自分のお小遣いで買わせるようにしてください。
母親でありConsolidated Creditの教育担当ディレクターでもあるApril Lewis-Parksさんは、NBC Newsで次のようにアドバイスしています。
子どものお小遣いの金額を決めるときは、そのお小遣いで何を買わなければならないかはっきりさせてください。
学校のランチ、スナック、コンピューターゲーム、課外活動の費用はそのお小遣いから支払うべきかどうか子どもと取り決めましょう。
少し年齢が上の子どもには、洋服やもう少し大きいものもお小遣いで買わせるようにしてください。
必ず最初にそのお小遣いで買うべきものを書き出して、後で誤解がないようにしましょう。
自分で意思決定をさせる
これは、あまり楽しい作業ではありませんが、とても大切なことです。子どもは、「必要なもの」にもお金を払わなければならなくなると、辛い選択をせざるを得なくなります。
これにより、子どもは予算について学び、実践を通して苦い教訓から学ぶ機会を得ることになります。もちろん、子どもがビデオゲームにお小遣いを全部使ってしまったせいで、野球チームの遠征に参加できなかったとしたら残念なことです。
でも、その子は、その経験から学び、次は正しい選択をするかもしれません。
この場合、「必要なもの」リストに何を入れるか決めるのは案外厄介です。センター試験の参考書や清潔な下着など、ないと大変な結果を招きそうなものはリストに入れないほうが良いかもしれません。
しかし、その日のWiFiのパスコードや友だちの誕生日プレゼントなどは入れてもいいでしょう。子どもはコマーシャルや友人から情報を得て「必要なもの」だと判断しがちなので、「必要なもの」の定義が親とは全然違うかもしれません。
ですから、何が「必要なもの」で何が「欲しいもの」か子どもと話し合って決めてください。
お金は必ずしも「楽しいこと」ばかりに遣えるわけではないこと、でも、工夫の仕方によっては、本当に欲しいものを買うお金を捻出できることを子どもに教えましょう。
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Image: KaliAntye/Shutterstock.com
Source: NBC News
Michelle Woo – Lifehacker US[原文]