Alexaがロボット執事になる日は近い

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Alexaがロボット執事になる日は近い
Photo: Alex Cranz (Gizmodo)

もうね、心身ともにAmazon漬けなのです。

スマートスピーカーが、音声コマンドであれこれしてくれる今。ロボット執事が、常に横に支える未来はすぐそこですよ。Amazon、その未来を絶賛開発中です。

コードネームVesta。カリフォルニア州サニーベールにあるAmazonの研究所Amazon Lab126が開発するロボットです。昨年、Blooombergがこの存在を報道し世に知られることとなりました。なんでも、人間の腰くらいまでの高さのロボットで、自動運転車の要領で家の中を移動し、高度なカメラとコンピュータビジョンを持ち合わせているとかなんとか。今年中には発表されるという話でしたが、同じくBoombergの最新の報道ではその開発に遅れがでているといいます。

遅れが出ているというニュースは悪いサイン。そのうち規模縮小されて立ち消えるのではと思いますが、そこはどっこいAmazonですから。Amazonといえば、何に対しても諦めないイメージがあります。ドローンデリバリーだって長いながーいこと報道され続け、まだ実現には至らないまでも、続々と新しいアイディアが湧いていますから。ネタ元のBloombergだって、遅れてはいるものの社内で本プロジェクトにエンジニアを引き抜いているといっていますから。諦めない。とにかくAmazonは諦めない!

家庭用ロボットは苦境?

Amazonは諦めないけれど、家庭用ロボットという存在がまだ難しいのは事実。ディスコンされてしまったものには、JiboやKuriがあります。Jiboは、Alexaのように質問に答えるだけじゃなく、カスタムコマンドで可愛い動きなんかしてました。Kuriは、カメラが内蔵されたことでホームセキュリティロボットの一面がありました。でもディスコン。ではVestaが行くべき道はどこなのか…。米Gizmodo編集部がAmazonに取材してみたところ「噂の域をでない」として回答は得られませんでした。

報道によれば、ホイールがあり音声認識、コンピュータビジョンを持つVestaは、言ってしまえば動くEchoのような存在なのか、な? Echoが動くだけで、新たにお金払う人がどれほどいることか。ただ、Amazonがお家ロボットを開発するにあたって強みもあります。現在、アメリカの成人の1/4以上がスマートスピーカーを利用しており、そのうち61%はAmazon EchoなどのAlexa端末だというレポートがあります。となれば、ロボット執事の需要が高まった時、Amazonロボを好む人は少なくないわけで、今遅れながらも開発を進めているのは、いつか来るその日のため…?

Source: Bloomberg