シャンゼリゼをぐるんぐるん...。
空飛ぶ円盤「フライボード」は水圧で浮上する飛行体です。フランスのZapataという会社が開発しています。みなさんもSNSで見たことがあるかもしれませんね。そのSFチックさたるや。乗ってみたい感はありますが、これに乗った人に上空から攻撃されたら怖いなーという感じもあります。
そんなフライボードが7月14日のバスチーユデー(パリ祭とも呼ばれるフランス共和国の建立記念日)にマクロン大統領をはじめ観衆が見守るなか、シャンゼリゼの上空をびゅーんと飛翔しています。
テレビ局の「フランス2」のTwitterチャンネルではZapataの映像を臨場感たっぷりに見ることができます。
🇫🇷 #14Juillet L'arrivée du Flyboard pour ouvrir le défilé pic.twitter.com/RXfHQAO2ay
— Le 20Heures France2 (@20hFrance2) 14 July 2019
フランス国防相のフロランス・パルリはフランスのラジオ局Interにフライボードは「物資の輸送や攻撃など、さまざまな場面で使えるかどうかテストする余地がある」と明言しています。
そもそも水圧を利用して飛ぶように作られたこのフライボードは海上や川の上など、水上を飛ぶことを想定して開発されたものです。現行機では最大で時速190キロものスピードが出せるようで、連続飛行時間は10分とのこと。
開発者のフランキー・ザパタは現在フランスと英国を隔てるドーバー海峡を、これで飛行する計画を立ててもいるよう。これには空中での給油が必要となるようで、7月25日には初飛行が計画されており、これはルイ・ブレリオが世界で初めて航空機でドーバー海峡を渡った1909年から100年目に当たります。
Zapataのフライボード、これからも目が離せませんね。