アメリカ人って本当にピザが大好きですよね。オリジンはイタリアなのに、なぜかアメリカのほうが宅配ピザをこよなく愛している印象。ピザにかける情熱が異次元レベルというか、なんというか。
だから、Mashableが米ドミノピザがオンラインデリバリー・サービスにGPS機能を追加して、ピザの位置を追跡できるようになったと報じても、なんら不思議に感じませんでした。まぁ、トラッキングしたいよね、としか思わないレベル。
私が驚いたのは、このトラッキング機能が2017年から日本で開始されていたという事実です。え、日本のピザファンってピザをトラッキングしたいくらいピザに情熱もってたの?
ドミノピザをオンラインオーダーする人は「こいつは何を言っているんだ?」レベルの常識だと思いますが、私はデリバリーはピザハットやナポリの窯を利用し、ドミノピザは直接ピックアップというスタイルなので全く知りませんでした(だいたい、去年まで日本に住んでなかったし)。というか、ピザのリアルタイム位置場所なんて気にしたことなかった…。
日本のドミノピザのHPによると、ピザをトラッキングするメリットは次の通り。
・到着時間がわかるから支払いの準備ができる(←クレカで払えばもっと楽だね)
・ピザを待つ間にちょっとした合間に散歩もいける(←店舗指定すると到着時間が予め30分とか表示されるよね。トラッキング必要ないよね)
・冷蔵庫の野菜で簡単サラダを作れる(←同上)
・お皿が用意できる(←同上)
あ、ごめんなさい。ドミノピザさん、怒らないでください。でもあんまり意味がないような…。
でも、素晴らしいメリットも見つけました。
・寝ている子供を起こさないですむ!
これね、これ。私は深夜に家族に隠れて、お気に入りトッピングを増し増しにしたMサイズピザを注文することがあるんですが、インターホン鳴らされると家族が起きてきちゃうから備考欄に「ノックしてください」って頼むんです。でも、ノック音も結構響くからできれば外で受け取りしたい。その点トラッキングがあれば、頃合いを見計らって外に出ればいいですね。
この点に関していえば、私のような「ステルス・ピザ・イーター」には夢のような機能です。で、本題に戻ると、この機能がアメリカでもやっと、具体的には年末か年明けくらいにロールアウトするらしいんです。
ちなみに、Mashableでこのニュースを報じたAlex Perryさんの感想は以下の通り。抜粋して紹介します。
やりすぎ。ドミノはすでにオンラインでデリバリーまでのプロセスをトラッキングしているし、その情報で十分。ピザが具体的にどの道を通ってどうやって家まで配達されるかなんて、どうでもいい。配達してくれる人を信じているし、どっちにしろピザは安全に家に届く。それになにより、これ以上デリバリーしてくれる人に余計な負担をかけないでほしい。モンスターカスタマーが「この道を使って運んで欲しくなかったのに」なんて言いだしたらどうするんだよ。(意訳)
うん、わかる。言いたいことはすごくわかる。私としてはインターホンを押される前に、ノックされる前にピザを受け取りたいって気持ちがありますが、トラッキングがなくとも普通に外で待っていればいいわけだし、根本的なことをいえば夜中にこっそりピザを頼まなければいい話ですからね。
なにはともあれ、アメリカでもピザ・トラッキング機能が開始します。この機能がどれくらいの人に必要とされているのかは、別としてね。
Source: Mashable