なんかApple TV+のコンテンツって意識高いな。
アメリカがアポロ11号を月面着陸を成功させたのと同じ週に、Apple(アップル)の自社ストリーミングサービス「Apple TV+」の主力コンテンツである教育番組『Snoopy in Space』のファースト・トレイラーが公開されたとThe Vergeが伝えました。
本作は、おなじみの好奇心旺盛なビーグル犬スヌーピーが宇宙を目指す内容。Deadlineによると、スヌーピーとウッドストックはピーナッツの仲間たちと一緒にNASAに行き、そこで宇宙ミッションに選ばれます。スヌーピーとウッドストックが宇宙飛行士としての訓練を受ける中、チャーリー・ブラウンと仲間たちはミッションコントロールでサポートにまわるそうです。
この番組はNASAと共同で製作されていて、科学・技術・工学・数学といった教育分野を推し進めるSTEM教育にフォーカスしています。つまり、この番組を通して、自然な形で子供達に宇宙探査や探検に興味を持ってもらおうとしているのです。
トレイラーを見る限り、STEM教育を意識しているといってもやたら難しそうな展開が待ち受けているような感じはしませんし、コンテンツとして楽しめそうです。
去年、Appleは200億円で「ピーナッツ」の権利会社であるカナダのDHXメディアから映像権を取得しました。この契約の一部として、DHXメディアは『Snoopy in Space』をはじめとするスヌーピーの映像を製作することになっています。
今年は月面着陸50周年ということもあって、宇宙関係の話題が豊富ですね。Apple TV+が初のコンテンツお披露目トレイラーで『For All Mankind』を披露したのも、当然、この月面着陸記念を意識しているからでしょうし。
それにしても、『Snoopy in Space』がはっきりとSTEM教育を焦点に当てていると伝えているのは、NetflixやYouTubeの視聴時間をできるだけ短くしたいと考えている親にとっては魅力的な言葉に聞こえます。どうせ同じコンテンツ視聴なら、将来につながるものにしてほしいって思いますもんね。クリーンなコンテンツが多いと言われているApple TV+ですが、そういった部分にアプローチしたいのかもしれません。
Source: The Verge