ドイツの家電メーカー・Miele(ミーレ)。掃除機や食洗機、洗濯機など「洗う」家電に強いメーカーで、今月7月になって新型の洗濯機「W1 洗濯機 WCI 660 WPS」をリリースしました。
先日、都内で製品説明会があったので、インプレッションをお届けしますね。
雑菌は消毒だ~! 90℃のお湯で洗濯
ドイツ家電メーカー、ミーレの洗濯機「W1」の説明会見てきました。温水洗浄機能、水温を90°まで上げられるんですけど!
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) July 18, 2019
ラーメン作れそう。 pic.twitter.com/lmErhdWVHp
W1(というかMieleの洗濯機)の特徴は、洗濯に使う水を温めるヒーター。このヒーターがとにかくパワフルで、お湯の温度を最大で90℃まで上げられます。
この高温のお湯で人体からくっついた皮脂は溶かすし、臭いのもとになる雑菌もほぼ全滅。よく「洗濯物が生乾きで臭い」みたいな話がありますが、ミーレで洗うとそういった臭いはしないそうです。
W1がこれだけ温度の高いお湯を使えるのは、ドラムまわりをステンレスと鉄で作っているから。熱に弱いパーツがないため、熱湯で服を洗えるのだそうです。
カメラのマニュアルモードっぽいカスタマイズ洗い
W1には洗濯コースがいくつかありますが、カメラのマニュアルモードのように細かく調整できます。「お湯の温度」「ドラムの回転数」「洗濯時間」「投入洗剤の量」と、いじれるパラメータはたくさん。ドラムの回転数って調整できるんですね。
この設定はスマートフォンのアプリでも操作できて、服の素材や汚れ具合を指定するとちょうどいいパラメータを判断してくれるので、ビギナーでも細かい洗い分けをできるようになっています。
導入ハードルもハイエンド
デザインも洗浄力もハイエンドなW1ですが、導入のハードルはけっこう高いです。
まず、ほとんどステンレスと鉄でできているため、重量が約100kg(95kg)あります。床ぬけちゃったりしないかな? あとハイパワーなヒーターを搭載しているので、コンセントの電圧を200Vまで上げておく必要があります(家庭用の一般的なコンセントは100Vですよ)。
なので、W1を導入しようと思ったらまずミーレの技術者を呼んで床やコンセントをチェックしてもらい、コンセントまわりを工事する必要があるそうです。なお、電気代は200Vになったからって特別に高いわけじゃありません。
価格は40万6840円(送料・税込)とこちらもハイエンド。でも9月末まで3万4560円の値引きキャンペーンやってます。増税前ってのもデカいですね。
うーん、ほしい...塩漬けしてるビットコインが暴騰したりしないかな。