洗濯物を絶対殺菌するマシン。ミーレの洗濯機「W1」が熱い(物理的に)

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  • author 金本太郎
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洗濯物を絶対殺菌するマシン。ミーレの洗濯機「W1」が熱い(物理的に)
真四角なボディがかっこいい。左は2020年に登場予定のT1乾燥機
Photo: Taro Kanamoto

ドイツの家電メーカー・Miele(ミーレ)。掃除機や食洗機、洗濯機など「洗う」家電に強いメーカーで、今月7月になって新型の洗濯機「W1 洗濯機 WCI 660 WPS」をリリースしました。

先日、都内で製品説明会があったので、インプレッションをお届けしますね。

雑菌は消毒だ~! 90℃のお湯で洗濯

W1(というかMieleの洗濯機)の特徴は、洗濯に使う水を温めるヒーター。このヒーターがとにかくパワフルで、お湯の温度を最大で90℃まで上げられます。

この高温のお湯で人体からくっついた皮脂は溶かすし、臭いのもとになる雑菌もほぼ全滅。よく「洗濯物が生乾きで臭い」みたいな話がありますが、ミーレで洗うとそういった臭いはしないそうです。

W1がこれだけ温度の高いお湯を使えるのは、ドラムまわりをステンレスと鉄で作っているから。熱に弱いパーツがないため、熱湯で服を洗えるのだそうです。

カメラのマニュアルモードっぽいカスタマイズ洗い

w1_app
アプリの操作画面。衣服の洗濯マーク通りに設定すれば、最適なコースを決めてくれる。
Photo: Taro Kanamoto

W1には洗濯コースがいくつかありますが、カメラのマニュアルモードのように細かく調整できます。「お湯の温度」「ドラムの回転数」「洗濯時間」「投入洗剤の量」と、いじれるパラメータはたくさん。ドラムの回転数って調整できるんですね。

この設定はスマートフォンのアプリでも操作できて、服の素材や汚れ具合を指定するとちょうどいいパラメータを判断してくれるので、ビギナーでも細かい洗い分けをできるようになっています。

w1_talk
説明会でトークショーをやっていたのですが、横にあるW1が洗濯中であることに途中まで気づきませんでした。動作音はかなり静かです。
Photo: Taro Kanamoto

w1_dram
ドラム内部のテクスチャはこんな感じ。脱水のあとにドラム内を高温のスチームで満たすことでアイロンがけに似た効果を発揮する「プレアイロニング」という機能があります。
Photo: Taro Kanamoto

導入ハードルもハイエンド

デザインも洗浄力もハイエンドなW1ですが、導入のハードルはけっこう高いです。

まず、ほとんどステンレスと鉄でできているため、重量が約100kg(95kg)あります。床ぬけちゃったりしないかな? あとハイパワーなヒーターを搭載しているので、コンセントの電圧を200Vまで上げておく必要があります(家庭用の一般的なコンセントは100Vですよ)。

なので、W1を導入しようと思ったらまずミーレの技術者を呼んで床やコンセントをチェックしてもらい、コンセントまわりを工事する必要があるそうです。なお、電気代は200Vになったからって特別に高いわけじゃありません。

価格は40万6840円(送料・税込)とこちらもハイエンド。でも9月末まで3万4560円の値引きキャンペーンやってます。増税前ってのもデカいですね。

うーん、ほしい...塩漬けしてるビットコインが暴騰したりしないかな。

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Miele

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