生まれ故郷からいきなり銀河に放り出されるんじゃ、そりゃ疑問だらけだわと。
SF超大作シリーズ『スター・ウォーズ』の主役といえば、ルーク・スカイウォーカーですよね。今ではレイにフォースの使い方を指南するマスターになった彼も、かつては砂だらけの惑星で一生を終わらせようとしていた、ただのいち青年でした。
ですがジェダイの戦士アナキンとアミダラ姫の息子という運命に翻弄され、突然に銀河を旅することになった挙げ句、オビ=ワンの指導の下フォースを使いライトセーバーをブン回して戦うジェダイになるハメに。そんな急展開についていけないルークは、「なぜ?」「どうして?」という疑問が止まりません。
そこで、シリーズ4作を通してルークが問いかけた回数をカウントする動画が登場しました。果たして彼は、どの作品で何回、疑問系の言葉を発したのでしょうか?
問いかけの回数=成長の度合い
4作品で合計153回という結果になりましたね。物語の第4話から始まった第1作目『新たなる希望』が最多の93回、次いで2作目『帝国の逆襲』ではグっと減って29回、3作目『ジェダイの帰還』ではたったの10回でした。
このことから、ルークが知見を広め、徐々に立派なジェダイの戦士になっていったことがわかります。ですが『最後のジェダイ』では、もはや主役ではなくなった上、隠居していたため21回になりました。ほとんどがレイに対しての問いかけでしたよね。
視聴者を代弁する役割
ルークはやはり主人公なので自然に問いかけをしていますが、実は視聴者の疑問を代弁しているんじゃないか?と思われます。特にエピソード4初見の人には、初めて遭遇する世界観について説明が必要ですもんね。
たとえばギャグ漫画ではツッコミ役が暗に説明役を引き受けますが、知りたがりの主人公もまた、見る人の疑問を解決してくれます。そう考えると物語の作り方のコツが理解できるんじゃないでしょうか。
YouTubeチャンネルのStar Wars Kidsはこれまでにも、全作に登場したクリーチャーの数と名前を炙り出し、その前はミレニアム・ファルコン号でこれまで操縦席に座ったキャラクターたちが、押したり切り替えたスイッチのすべての回数を数えたこともありました。
いずれも興味深いので、チェックしてみてください。
Source: YouTube