親になるというのは、人生や生活が変わる経験です。
しかし、熱中していたもの、人とのつながり、「自分を自分たらしめていたあらゆるもの」を取り去ってしまう必要はありません。
今回は、一人の人間としてのアイデンティティを保ちながら子育てする方法をお教えします。
1. 友だちとの関係を優先する
大学時代や20代前半の頃は、友だちとの関係は楽でした。真夜中に友だちの家の前まで行って、タコス食べに行こうよと言えばよかったのです。
親になると、友だちとの関係を保つのは簡単ではありませんが、それだけの努力をする価値はあります。
子どもが生まれる前でも、友だちに声をかけて集め始めましょう。ベイビーシャワーではなく“産後パーティー”にするのもひとつの手です。
「Bust」のライターMarisa Mendez Marthallerが使っていた言葉ですが、この産後パーティーとは、基本的には身近な協力を得られそうな友だちに、一番大変な時期に助けてもらうシステムをつくるものです。
生後すぐの時期を切り抜けた後も、遠い昔にやっていたような長電話をするだけでも、仲のいい友だちとの関係は保ちたいと思います。
友だちと実際に会いながら話すには、一緒に家事をするのが簡単です。夫と私は、時々友だち家族と一緒にスーパーに買い物に行きます。
一緒に夕食をとった後で、スーパーに行き、子どもをショッピングカートに乗せて買い物をします。
子どもは楽しそうに歌ったり笑ったりしながらカートに乗り、親たちはその週の買い物をします。
もちろん、このやり方は子どもがいる友だちならいいかもしれませんが、子どもがいない友だちの場合は、この子持ちと独身の友情を保つガイドを参考にしてみてください。
これはどちらにも参考になるガイドです。私のお気に入りは、例えば子持ちの友だちが助けが必要な場合は、1時間25ドルで緊急のシッターとして駆けつけるなどです。
2. パートナーとの絆を深める
50歳以上の夫婦が別れる、いわゆる「熟年離婚」が増えています。
心理学者によると、その理由のひとつは、子どもが家を出て、自分たちは子育てを共にする親であって、それ以上ではなかったと気づくカップルが多いのだそうです。
それは極端だと思うかもしれませんが、子どもが夫婦の関係を凌駕してしまうことはあります。子どもが生まれたばかりの頃は、パートナーとの関係を優先して、サッカーの練習以上に戦略的に絆を深めなければならないと、常に言われていたと思います。
しかし、子育てというのは疲れます。何度も言いますが、時間に余裕がないのです。
ひとつのアイデアとしては、夜デートをする代わりに朝デートをしましょう。米LifehackerのライターLeigh Andersonは、「他の人が言うあなたに必要なものではなく、あなたにとって一番助かることは何かを慎重に考えましょう。もし朝のデートが必要だと思えば、コーヒーを一緒に飲むのもいいです」と書いています。
また別のアイデアとしては、パートナーと家事や子どものことを話さない連絡手段を設けるのもいいです。その連絡手段を使う時は、お互いのことをパートナーや恋人としてしか話せないようにします。
「あとどれくらいで帰ってくるの?」ではなく、2人にしかわからない冗談や、おもしろいページのリンク、自撮り写真、少しエッチな内容などです。
ベビーシッターが頼めない時は、結局それがパートナーとのちょっとしたデートのようになります。
子ども抜きのディナーを共にしたり、寝る前に!ゲームをして遊んだりするのもいいです。もしくは、私の友人のJenny夫妻は、子どもたちが遊んでいる間に、クローゼットやシャワーに一緒に隠れて、それをデートと呼んでいました。
3. 子どもの欲求より自分に必要なことを先にやる
去年私が書いた記事「子どもの欲求より自分に必要なことを先にやる」には、親である人たちから様々な心情が寄せられました。
この数十年で、子ども中心文化に変わってきていますが、一言で言えばそれはまったく持続可能ではありません。これは、私たちが従うのをやめた優先順位です。
- 子どもに必要なこと
- 親に必要なこと
- 親の欲求
- 子どもの欲求
自分に必要なことや自分の欲求の重要性を取り戻すには、一歩引いて自分の優先順位を見なければなりません。
自分がワクワクするものを手放さないようにするには、“突然のチャンスリスト”(突然自由時間ができたらやってみたいと思っている楽しい活動の簡単な一覧)にあることをする自由な時間をつかむことです。
また、断る練習をしましょう(親のための断って一線を引くガイドを読んでみてください)それから、子どもから離れて定期的な休憩を取りましょう。(カレンダーに親を休む日を記入します)
4. 子どもに(親としてではない)自分を知ってもらう
昔好きだったことを思い出す簡単な方法は、子どもにそれを教えることです。
自分のお気に入りの曲のプレイリストを子どもにあげるのもいいです。
米Lifehackerに寄稿しているライターのGeoffrey Redickは「いい音楽評論をしようとしなくていいので、ありのままがつまらないものだったとしても、そのまま正直にさらけ出しましょう。
そのほうがあなたの人生のストーリーが伝わります」と言っています。もしくは、自分が挫折した時のアドバイスを子どもにするのもいいです。
私は、「Offspring」の読者Christopher Bickerstaffが子どもにしていることもいいと思いました。
娘が友だちや毎日のことを話してくれるように、私は自分のことを娘に話しました。職場の人間関係は、生姜校の人間関係と驚くほど似ているのです。
自分の数多くの肩書きの中に“親”が加わったとしても、あなたはあなたのままだということを忘れないでください。たまにちょっとした息抜きが必要なだけです。
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Image: Unsplash
Source: Forbes
Michelle Woo - Lifehacker US[原文]