スマホ・PC両対応。ウェブページのリンクを効率的に開くテクニックまとめ

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  • author David Nield - Gizmodo US
  • [原文]
  • 松浦悦子/Word Connection JAPAN
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スマホ・PC両対応。ウェブページのリンクを効率的に開くテクニックまとめ
Image: Bumpr

早く続きが読みたい!

はらはらドキドキのスクープ記事。おっ、この先どうなるかっ?と力が入ったところで「もっと読む」というリンクが。急いでクリックしてその先へ進み、さてそろそろクライマックスとそこに再び「続きはこちら」と下線付きの文字が…。

そうなのです。デジタルの世界を動かしているのはリンクなのです。SNSのプロフィールへのリンクやニュースサイトの主要ニュースへのリンク、クラウドに保存されているファイルへのリンクなど、どこもかしこもリンクだらけ。ということは、リンクを自在に操り、もっと効率的に開けたら、毎日、たっぷり時間を節約できるかもしれない…というわけで、本日は、モバイルデバイスやパソコンでリンクをスマートに操作する方法をさらっとご紹介します。

モバイルデバイス

スマホやタブレットなど、モバイルデバイスのオペレーティングシステム(OS)には、デスクトップ用のOSと比べて、もともとたくさんの制限があります。とはいえ、どこにリンクを開くかは多少、コントロール可能です。

iOSのGmailでクリックしたリンクをすべてChromeで開く方法

iOSに限っていえば、デフォルトのWebブラウザとメールのアプリは変更できません。では、何ができるのかというと、もし、Googleの各種アプリを好んで使っているなら、リンクとアプリを関連づけして、たとえば、Gmailでタップしたリンクを必ずGoogle Chromeで開くように設定できます。

Image: Gizmodo US iOSでも多少はデフォルトアプリを変えられる

設定はGoogleのアプリそれぞれで。たとえば、iOS向けGoogleアプリなら、右下の横に3つ並んだ点(…)をタップし、[設定]、[全般]、[デフォルトのアプリ] の順に選択して、デフォルトのアプリを指定します。Google以外にも、デフォルトのブラウザを選択できるアプリもありますが、数は多くありません。

Androidでリンクを開くデフォルトアプリを設定する方法

Androidでも設定は簡単。設定から [アプリと通知]、[デフォルトアプリ] の順に進み、アプリを選択します。また、リンクを選択したときに、どのアプリで開く?と聞かれたら、表示に使うアプリを選んでください。たとえば、Instagramの写真をWebブラウザでなくInstagramアプリで開きたいなら、Instagramアプリを指定します。

(そうそう、Androidではバージョンや機種によって微妙にユーザーインタフェースの名称が違うから注意してくださいね)

長押しメニューを使えばいろんな方法でリンクを開ける

モバイルブラウザでのリンクの活用ポイントは長押し。AndroidやiOSのブラウザのほとんどで、リンクを長押しすると、そのときにできる操作のリストが現れます。たとえば、リンクを今のタブではなく、新しいバックグラウンドタブ(開いているけど選択されていないタブ)に表示したり、履歴の残らないシークレット(プライベート)タブで開いたりすることができます。また、リンクのURLをスマホのクリップボードにコピーすることもできます。

モバイルデバイスでは、AndroidとiOSに組み込まれているシェア(共有)オプションも便利です。[共有] ボタンをタップすると、あるアプリから別のアプリへかなり簡単にリンクを送れます。たとえば、ブラウザからInstagram、メールからSlackやDropboxなどのアプリへ。ブラウザとブラウザの間でもOK。

Image: Gizmodo US リンクを長押ししてAndroidのブラウザからブラウザへリンクを送る

たとえば、Androidスマホで、Chromeに表示されているリンクをFirefoxで開くには、まず、リンクを長押しします。メニューがポップアップしますので、そこから [リンクを共有]、Firefox を選択し、[Firefoxで開く] の順にトントントンと進めてください。Firefoxにリンクのコンテンツが表示されますね。また、[ブックマークする] を選べば、Firefoxのブックマーク一覧にリンクを追加できます。

Androidではリンク操作を効率化できるアプリが使える

リンク操作の効率アップに役立つアプリも多数あります(すべてAndroid用ですが)。Easy Open Linkを使うと、テキスト文書に登場するリンクになっていないURLをさっと開くことができます。また、状況に応じて、どのリンクをどのアプリで開くか選択したいなら、Open Link Withを。YouTubeのURLをひとつブラウザで開いた直後に、次のURLをYouTubeアプリで開く、なんてときにはこのアプリが便利です。

パソコン

Macでデフォルトブラウザなどを変える方法

AppleのmacOSでは、デフォルトのWebブラウザとメールソフトを変えられます。ブラウザを変更するには、アップルメニューから [システム環境設定] を開き、[一般] を選択して、[デフォルトの Web ブラウザ] メニューからお好みのブラウザを選択してください。

メールソフトの場合は、まず、Apple Mailを開いて、[メール]、[環境設定]、[一般] の順にクリックし、[デフォルトメールソフト] メニューで変更後のメールソフトを指定します。

Image: Gizmodo US macOSでデフォルトのブラウザを選ぶ

Windowsでデフォルトアプリを変える方法

Windowsの場合は、スタートメニューの歯車アイコンをクリックして [設定] を開き、[アプリ]、[既定のアプリ] の順に選択してください(お気づきかもしれませんが、Windowsでは「デフォルト」のことを「既定の」と呼ぶのですよ … )。この画面で、“既定の”メールとWebブラウザを設定すれば、それ以降、メールやリンクはここで指定したアプリで開かれるようになります。

バックグラウンドタブで開く方法

ブラウザにも、便利なショートカットがあるのをご存じでしょうか。macOSでは、commandキーを押しながらクリックしたリンクのコンテンツは、バックグラウンドタブに表示されます。「左手でキーを押しながら、右手でマウスクリックとか面倒~」というならば、マウスの中ボタンクリックでもOK。さらに、Shiftキーを追加すると、リンク先のコンテンツが新しいタブに表示され、このタブがアクティブになります(Windowsでは、commandキーの代わりにCtrlキーを使ってくださいませ)。

シークレットモードで開く方法

さて、次のワザ。リンクを右クリックしてみてください。ここでもオプションが表示されます。たとえば、新しいウィンドウや新しいタブでリンクを開けます。また、アクセスの履歴をブラウザに残したくない場合は、リンクをシークレットモードで開きましょう。さらに、Webページをハードディスクに保存するとか、URLをクリップボードに送って、別の場所に貼り付けるといったこともできます。最新のブラウザはほとんど例外なく、このような機能を持っていますから試してみてください。

右クリックメニュー拡張アプリ「Bmpr」も便利

リンクをもっと自由に操りたいなら、ユーティリティはいかがですか?Bumpr(macOS版のみ。430円)を使うと、リンクをクリックするたびに、メールソフトやWebブラウザの一覧が表示されます。

Windows版Chromeでの外部リンクオプション
Image: Gizmodo US Windows版Chromeでのリンクオプション

書きかけのブログをいろいろなブラウザで開いて表示を確認したいとか、複数のアカウントをそれぞれ違うブラウザで開きたいけど、そのたびに、GoogleやTwitterからログアウトしたり、ログインしたりするのは面倒だとかいう場合には、うってつけの機能です。また、ドメインに応じて表示に使うブラウザを指定することもできます。

選択した範囲内のリンクをまとめて開けるChrome拡張機能がある

一度に多数のリンクをコピーしたり開いたりするには、Chromeの拡張機能、Linkclumpが便利です。マウスの左ボタンをドラッグして開きたいリンクをまとめて範囲選択してから、ボタンを放すだけで、選択した範囲に含まれるリンクを一度に開くことができます。また、リンクをタイプに基づいてフィルタしたり、ページ内の“重要な”リンクだけを開いたりすることもできます。Firefoxにも、似たような拡張機能、Snap Links Plusがあります。

あのワザ、このアプリ、いろいろ利用してデキるリンク使いになりましょ。