先日、アメリカ連邦航空局(FAA)が、国内線における一部のMacBook Proの持ち込みを公式に禁止しました。
これは、数カ月前に、一部のMacのバッテリーが加熱し、発火の危険があるとして、Appleがリコール(製品回収)を発表したのを受けた措置です。
8月1日、欧州連合航空安全局も同じように、各航空会社に対して、リコールが発表されたノートパソコンを積んで飛行するリスクについて警告を発しました。
すでに世界の4つの航空会社がリコールが発表されたMacBook Proの持ち込みを禁止していましたが、今回のFAAの勧告により、同調する航空会社はさらに増えると予想されます。
MacBook Pro 15インチが対象
Bloombergが報告しているように、FAAは現在、米国の航空会社に対し、FAAが定めるバッテリーの安全ガイダンスに従うよう求めています(リコールが発表されたノートパソコンは手荷物としても、預け入れ荷物としても持ち込めなくなる)。
この禁止措置により、アメリカ国内で432,000台のMacBook Proが影響を受けることになります。
影響を受けるモデルは、2015年9月から2017年2月までに販売された15インチのMacBook Proです。自分のMacBookProのモデルを調べるには、画面の左上隅のAppleメニューから[このMacについて]をクリックしてください。
Fast Companyが書いているように、ここでMacBook Pro(Retina、15-inch、Mid 2015)か、類似するモデル名が表示されていれば、リコールの対象となっている可能性があります。
もしMacBook Proがリコールの対象になっていたら?
あなたのMacがリコールの対象となっていたとしても心配は要りません。Appleがバッテリーを無料で交換してくれます。Appleの自主回収プログラムページを開き、マシンのシリアル番号を入力し、Appleストアか郵送によるバッテリー交換の手続きを行ってください。
また、自分のMacがプログラムの対象となっているかどうかも、このページで確認することができます。
Bloombergによると、バッテリーを交換すればMacBook Proを飛行機に持ち込むことができるようになるそうですが、航空会社のスタッフがチェックインカウンターで交換済みかどうかをどうやって確かめるのかは不明です。
念の為、航空会社からMacBook Proの持ち込みを断られたときに提示できるよう、バッテリー交換時のレシートか、Appleが発行する書類の持参をおすすめします。
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Image: Evgenia Parajanian/Shutterstock.com
Source: Fast Company, EASA, NPR, Bloomberg, Apple
Josh Ocampo - Lifehacker US[原文]