体格のいい患者を診る時に、医師が体重を見て見ぬ振りをすることがあるのは周知のことです。

医師が本当の健康上の問題に気づいていないと思ったら、セカンド・オピニオンを求めたほうがいいでしょう。

体重が増えたのは妊娠のせいではなかった?

コメディアンのJen Curranが、最初に診断した医師が、Curranの健康上の問題は最近妊娠して体重が増えたせいだとしたがために、危うくガンを見逃しそうになったとツイートしていたので、そのことについて考えていました。

Curranの産婦人科の主治医は、妊娠中の臨床検査で何かおかしな点があることに気づいていたので、出産後に腎臓を医師に診てもらったほうがいいとすすめていました。

それで、Curranは受診したのですが、その腎臓医は時間が経って体重が減少すれば、問題は解消するとみなしたのです。

しかし、実際にはCurranはガンでした。産婦人科の主治医が推薦してくれた医師に、セカンド・オピニオンを求めたところ判明しました。

受診時に覚えておくといいこと

Curranの話から、医療機関を受診する際に覚えておいた方がいい、いくつかの大事なことがわかります。

  • 信頼する人からの紹介がある場合は、一番便利だからと見つけた医師や病院に行くよりも、紹介人に診てもらった方が良い結果が得られる可能性があります。
  • 医師があなたの話を聞いていないように思われる場合は、警戒したほうがいいでしょう。人間性に問題があってもいい仕事をする医師もいますが、あなたの言っていることに耳を貸さないようであれば、正しい診断をするのに役立つ情報を見逃している可能性があります。
  • 直感を信じましょう。Curranは、自分の体が正常に戻っているか他の点でも観察していましたが、尿中のタンパク質レベルは非常に高いままでした。だから、最終的にセカンド・オピニオンを受けることに決めたのです。

あなたが医師でもない限り、きちんとしたアドバイスが受けられていて、あとはただ安心できる言葉が必要なだけなのか、それとも自分の状態がレアケースだったり、複雑なせいで、間違った診断がくだされているのか、わからないものです。

時に、耳を貸したくないはないけれど、本当は従ったほうがいいアドバイスを受けることもあります。

だからこそ、セカンド・オピニオンはとても価値があるのです。米国ガン協会は、どのように、そしてなぜセカンド・オピニオンを受けた方がいいのかアドバイスをしています

人生が一変するような診断をされた後、もしくは大きな手術を受ける前に、セカンド・オピニオンを求めることが一番多いです。

しかし、Curranのように、最初の医師の診断以上に深刻な状態かもしれないと思った時も、セカンド・オピニオンを求めたほうがいいでしょう。

医師はそのことで気分を害するべきではありませんし、自分の意見も踏まえた上で、両者の、もしくはどちらか一方の指示に従ってもいいのです。

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Image: Hush Naidoo/Unsplash

Source: Twitter, ACS

Beth Skwarecki - Lifehacker US[原文