「お前の母ちゃんでべそ」
嘘本当関係なしにクラスメイトの悪口を書いて大問題に発展してしまった映画といえば、リンジー・ローハン主演の伝説の学園もの『ミーン・ガールズ』。ティーン向け映画ですが、とにかく面白くて、15年近く前の作品にも関わらず、今でも愛され続けています。さて、そんな『ミーン・ガールズ』は保護者指導員のロザリンド・ワイズマンによるノンフィクションがベースになっているわけですが、最近になって『ミーン・ガールズ』のような「悪口ノート」を作っていた企業が…。
まぁ、タイトルでお分かりの通り、Amazonさんなんですけど。
議員たちによる批判を記録していたAmazon
Business Insiderによると、Amazonは第二本社建設に向けて交渉していた間に、政治家や労働組合の幹部、ニューヨーク市の著名な政治工作員らが公の場で口にしたネガティブ発言を「Burn Book」にしていたとのこと。
で、そのマイクロソフトのワード化された『NY Negative Statements』というタイトルの「Burn Book(悪口ノート)」をウォール・ストリート・ジャーナルが確認し、その内容を公開したと報じました。
Burn Bookに書かれていたのは、民主党のMike Gianaris上院議員や、ニューヨーク市議会議員のJimmy Van Bramer、Retail, Wholesale and Department Store UnionのStuart Appelbaumなど。これら3人は、ロングアイランド・シティ近くのクイーンズ地区に第二本社をつくろうAmazonの計画を批判していました。結局、Amazonは2月14日に計画の中止を発表。そのステートメントの中で、「多くの州や地方政治家が反対している」こと、また、「プロジェクトを進めるために協力にするつもりはないことを明言された」と書いています。
Amazonとしては不本意で不愉快だったのでしょう。せっかく、De Blasio市長とCuomo州知事とともに、ニューヨーク市に約2万5000人もの新たな雇用を生み出そうとしていたのに、その計画が結果的に潰される形になったのですから。
なので、「この恨みはらさでおくべきか」と思ったのかどうかはわかりませんが、レジーナ・ジョーンズばりの「Burn Book」を作ったとのこと。あ、ちなみに、このBurn BookにDe Blasio市長とCuomo州知事の名前は含まれていなかったそうですよ。その点、レジーナとは違いますね。レジーナなら、ふたりに濡れ衣を着せるくらいのことはしそうですから。
Source: Business Insider