夏の暑さは年々厳しさを増しており、適切に涼をとることが大きな課題になっています。
そのためにエアコンは欠かせませんが、快適さだけでなく、エネルギー効率も考えた最適な温度を設定しなければなりません。
米国エネルギー省および環境保護庁が推進する連邦プログラム「Energy Star」では、次のような室温設定を推奨しています。
- 在宅時:26℃
- 外出時:29℃
- 就寝時:28℃
これに加え「Consumer Reports」では、天井ファンや扇風機の併用、涼しい夜には窓を開けること、昼は遮光して室温上昇を抑えることをすすめています。
家に着く前にエアコンが起動するよう、タイマーをセットしておくか、対応する機種ならスマートフォンでオンにしておきましょう。
熱波が来たら、暑い時間帯の洗濯機・乾燥機・食洗器の使用を控えます。料理中はキッチンの、入浴時は浴室の換気扇を忘れずに使ってください。
特に暑い地域の場合
タンパに住む米LifehackerのパーソナルファイナンスライターLisa Rowanに言わせれば、特に暑い地域では上記の室温設定は非現実的だそう。
そんな設定温度は高すぎです。湿度の高い地域だと、29℃に設定して1分でも家を空けたら、身体からカビが生えちゃいますよ。
(彼女は常時26℃設定で、除湿器も併用しているそうです)
こちらのTwitterのスレッドでは、エアコン愛好者が荒れています。政府の推奨値に反発して、14℃に設定してやるという人も。
もちろん、快適さには個人差がありますし、電気代も気になるところ。
米エネルギー省によると、室温設定を華氏で1度(0.56℃)上げることで、電気代が3%節約できるとのこと。
お財布のためにも、高めの温度からスタートして、1度ずつ下げながら自分にとって快適な室温を見つけるのがよさそうです。
つまり、政府の勧告は出発地点にすぎません。そこからスタートして、快適さ・お財布・地域をベースに、「最適な」温度を見つけてください。
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Photo: Frans Van Heerden (Pexels)
Source: Energy Star, Consumer Reports,
Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文]