13インチに今もっともパワフルなGPUが搭載。
Razerが出した「Blade Stealth」は、ほかよりズバ抜けたラップトップとになっています。世の中には、2,000ドル以下で魅力的&コンパクトなデザイン、パフォーマンス、インターフェースのすべてを併せ持つラップトップはほとんどありません。あるにはあるのですが、13インチのラップトップに弱々しい外部GPU(GPUに内蔵されていない単体GPU)を載せても、以前ほどの感動するような性能ではありません。HuaweiとHPは、似たようなスペックのデバイスを製造しており、コスパはいいです。ですが最新版のRazer「Blade Stealth」には、最適かつパワフルなGPUが搭載されているのです。
3モデルが登場
新しいRazer「Blade Stealth」は、3種類のモデルが登場しています。3種すべてには第10世代 i7-1065G7プロセッサーが積まれています。これは米GizmodoがIntelのイベントで試したもの。その結果、NVIDIAの外部GPU 「MX150」 や 「MX250」 と同等、そして時にはそれよりも優れていることが判明しました。
マーキュリー・ホワイト(ほぼ銀色)の「Blade Stealth」には、それと同じIntelのプロセッサーが積まれ、13.3インチで1080pディスプレイ、256GBのSSD、そして16GBのRAMが搭載されています。
黒いボディのGTXモデルは、SSDを512GBまで増やせるだけでなく、1080pディスプレイか4Kタッチパネルかを選べます。しかも素晴らしいことに、GTXモデルはNVIDIAの外部GPU・GTX 1650 GPUが搭載されているとのこと。これは現在、13インチのラップトップでもっともパワフルなGPUとなっています。
ということは、これ以上にゲームやそのたのGPUを多用するタスクを処理できる、薄型または軽量のラップトップを見つけるのはムリってことになります。しかしバッテリーの持続時間は、多くの人が望むほど突出しているわけではないかもしれません。
GPUとCPUは凄いが、あとは先代と同じ
Razer「Blade Stealth」はパフォーマンスを重視したマシンであり、以前までは差し迫った状況のときにしか遊べませんでした。もし『オーバーウォッチ』以外のゲームを低スペックでプレイしたい場合であっても、Thunderbolt 3で外づけするGPUユニットに投資する必要がありました。
今回の最新モデルにおいて、GTX 1650が4K画質を与えてくれる必要はありませんが、これから発売される『Gears5』のようなゲームでは、中レベルや高レベルの設定でも、プレイ可能なフレームレートを叩き出せることでしょう。とはいえ、新しいGPUとアップデートされたCPUを除けば、「Blade Stealth」は以前のモデルとほとんど変わっていません。
全モデルには「Thunderbolt 3」のポート、USB-Cポート、USB-Aポートがふたつ、同様に3.5mm音声ジャック、720pウェブカメラ、Bluetooth 5.0とWi-Fi 6が搭載されています。
新しいRazer「Blade Stealth」は今月末より、安いモデルで1,500ドル(約16万円)から発売されます。実機をレビューしたら、GTX 1650が13インチのラップトップのバッテリーにどれほど影響を及ぼすのかお伝えしたいと思います。