私たちは、友達と遊んでいる最中でも(とくにお酒の席では)すぐにスマートフォンを取り出し、メッセージが届いていないかチェックします。これがもう当たり前となっているのです。
それが礼儀に反することであり、一緒にいる相手にされると嫌な気持ちになることがわかっていても、ついやってしまいます。
とはいえ、それは私たち個人の責任ではありません。資本主義というシステム全体が、私たちになんとかスマホを手に取らせようとあらゆるワナを仕掛けてくるのですから。
もっとも、簡単なゲームを利用することで、こうしたワナを回避することも可能です。
スマホを触らず楽しめるスリリングなゲーム
ゲームのルールは簡単です。友達同士でお酒を飲んでいるときに、最初にスマホに手を伸ばした人が、全員分の次のドリンクをおごります。
単純なルールですが、みんなで真剣に取り組めば、スリリングで楽しいゲームとなります。
お酒の場でなければ、別のペナルティを探してください。
たとえば、ボードゲームやカードゲームをしている最中なら、スマホを手に取った人はポイントを失ったり、順番が1回休みになることにしてもよいでしょう。
冷蔵庫に食べ物を取りに行く、でもかまいません。具体的で、あまりキツくないペナルティを設定してください。
デジタル中毒の解消に関するニュースレター「Slow Scroll」は、このゲームに夕食を賭けることをすすめています。
つまり、負けた人がグループ全体の夕食をおごるということです。これはかなりキツいペナルティです。
たぶん、負けた人はチップ代も払わなければならないので、さらに20%アップです。
スマホよりも、目の前の友達に集中しよう
誰かが負けるたびに、全員がスマホを1回チェックできることにしてもいいでしょう。
また、このときに「スマホタイム!」ゲームと組み合わせるとおもしろいかもしれません。
全員が3分間だけスマホをチェックすることが許され、そのあとでそれぞれが3分間で見つけた最も面白いネタを報告し合います。
カメラロールにあるおもしろい写真を1枚見せる、でもいいかもしれません。
こうしたゲームをはさむことで、「お互いに無視し合っている」モードから、「みんなで会話している」モードへと簡単に戻すことができます。
Slow Scrollはほかにも、全員のスマートフォンを積み上げてしまうというルールも提案していますが、ちょっとやり過ぎ感があります。
「全員に次のドリンクをおごる」で十分でしょう。
もっとも、全員が代わる代わる負け続けるような状況なら、スマホを積み上げるルールも試してみる価値があるかもしれませんね。
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Photo: Getty Images
Source: The Slow Scroll
Nick Douglas - Lifehacker US[原文]