間違い探しレベルですが、確かに違う！
不具合報告からの発売延期で一体どうなってしまうのかしら…と心配したこともあったSamsung（サムスン）の折りたたみスマホGalaxy Foldですが、無事、発売が発表されました。ベルリンで開催中のIFAにて、米Gizmodo編集部が改善版Galaxy Foldを触ってきました。で、どうなの？
よーく見てください。アップデートしてます。改善版です。どこが違うかわかりますか？ よくよくよーく見てください！
改善版が発表されたプレスイベントで実物見てきました。これね、ここがこう変わりましたよ！って説明を受けた上でよーく見ないとわかりません。ぱっと見はオリジナルと見分けつきません。というわけで、Samsung担当者の解説のもとわかった改善点は大きく2つ。
まず1つ目がこれ。
わかりました？ 幅広の｢T｣を逆さまにしたような形のクリップ。これ、オリジナルの不具合で、いろんな人が剥がしちゃいけないスクリーン保護レイヤーを剥がしてしまった問題への対策です。2,000ドルレベルの高額端末のレイヤーをよく剥がしたもんだと思いますが、端末を壊しているという意識なく剥がしてしまった人もいたようで。このクリップがあることによって、保護レイヤーを剥がせなくなっているとのこと。まぁ、明確な意思を持って剥がそうとすれば、まだ剥がせるとは思いますけどね。
2つ目の改善点がこれ。
わかりました？ 端末の左右の間をよーく見てください。このギャップが少し小さくなりました。これによって、端末内部にホコリが入りにくくなったとのこと。オリジナルではスクリーンに凹凸がある、画面がショートしていると報告があがっていましたが、原因は内部へのホコリ侵入でした。Samsung公式サイトでは、GalaxyシリーズはほぼすべてIP68と記載がありますが、あくまでほぼすべて。Galaxy Foldは例外です。測ったらIP値いくつなんだろ…。
正直なところ、改善版を見ていて思ったのは｢とはいえ、まだ壊れやすそう！｣ってことなんですけどね。
IFA会場で実際に端末を手にとって触れたのは、ほんの数分。Samsung担当者が教えてくれた上記2点をのぞけば、ハード面で気がついたことはなし。見た目はほぼオリジナルと瓜二つです。ソフトウェアもアップデートされていますが、残念ながらあれこれ試す時間はなし。
Samsungは大きなブースを出展しているもののプロダクトの数は多くなかったので、改善版Galaxy Foldがあるとはいえ、IFA会場でもっとも賑わっていたということもなくそこそこの人出。Galaxy Foldが最初に発表された時の興奮は、もう冷めてるのかもという印象を受けました。
