Tenuis3(テニュイス・スリー)」は、厚さ6mm超薄型の財布。シンプルな薄型の財布はすでに存在していますが、Tenuis3は特製のディバイダー(仕切り)がついた小銭入れ、7枚のカードが入るカードホルダー、キーポケットなど、とにかく攻めの機能性がウリ。薄型の財布ですが、大きめの財布と変わらない機能性を備えています。

このTenuis3を作るSolahampuは、華やかなデザインよりも、徹底してムダを省くデザインに定評がある帆布工房。今回のTenuis3も、ギリギリまで薄くし、強度を保つため、かなり珍しい素材を採用しています。ヨットの帆などに使われる帆布と日本ではなかなかお目にかかれないゴートレザー(山羊革)です。

今回は、厚さ6mmに必要なものがすべておさまると評判のTenuis3を持ち出して、使い心地をレビューしてみます。

厚さ6mmに、お札・硬貨・カードすべてが収まる

DSCF0346
Photo: 吉田 祥平

非常にシンプルなデザインですが、この財布が使える理由は、名刺入れよりも薄いのに、小銭・お札・カードすべてが収まること。

DSCF9772
Image: machi-ya

キャッシュレスの時代と言われているものの、やはり小銭が必要な機会はまだまだなくなっていません。小銭入れを財布と別で持ち歩く人もいますが、できれば一緒にして持ち歩いたほうがシンプルです。Tenuis3には小銭入れが付いているので、小銭入れを別で持ったりする必要はなし。Tenuis3を胸ポケットに入れれば、あとは外出に必要なのはスマホだけ、という手軽感が、ミニマリストにはたまりません。

カードホルダーがとにかく使える

DSCF9587
それぞれのカードポケットに3枚ずつ、計6枚入れた状態
Photo: 吉田昌平

Tenuis3のデザイン性で最も目立つのが、このカードホルダー。財布にありがちなふくらみが起こらないように、ポケットが並列に配置されています。財布のサイズを2枚のカードピッタリに合わせる、Solahampらしい無駄のない工夫です。

見た目にもスマートですが、薄さを保ちつつ、両ポケットで6枚のカードの収納が可能です。通常の段々になった財布(上)と比べてみました。Tenuis3のポケット(下)だと膨らみにくいのは一目瞭然です。

DSCF4057
通常の段々になったカードケースの財布
Photo: 吉田 祥平
DSCF4055
Tenuis3の並列なカードポケット
Photo: 吉田 祥平

各ポケットに3枚ずつしか入らないといえばそれまでですが、クレジットカードや免許証など、必要なカードだけを持つスタイルに変えれば、6枚入るメインポケットは財布としては十分と言えます。

ゴートレザー、どうなの?

DSCF0370
Tenuis3内部のゴートレザーの拡大図
Photo: 吉田 祥平

牛革などに慣れていると、ゴートレザーはとにかく薄いです。ちょっと薄すぎて怖くなりますが、細かい斑点のあるきめ細かい素材で、牛革よりも、強度はずっと高め

特殊な編み方をした帆布素材を外側に使うことで、全体でさらに強度を高めています。

DSCF0357
Tenuis3の外側を覆う帆布の拡大図
Photo: 吉田 祥平

蝋引きの帆布を使っているので、船の帆のように、使うごとに独特の風合いと味が出てくるのも帆布素材のよさ。経年変化を楽しめる財布になってくれそうです。

スマホよりも薄い財布1つですべて解決してくれる

DSCF4070
Photo: 吉田 祥平

このTenuis3という財布、デザイン的には派手な見た目ではないのですが、とにかく使い勝手が良い。スマホよりも薄い財布1つで、すべてが完結するというところがポイントです。

Tenuis3 は、前作のTenuis2もクラウドファンディング上で大ヒットになっていますが、小銭が落ちやすいという声もあった商品。今回のバージョンは、そういった点も改善されており、使用感も快適です。

詰め込みすぎて財布がかさばりがちな人こそ、この財布を使ってみてほしいですね。レシートや不要なカードを貯めなくなる習慣づくりにも繋がりそうです。プロダクトの詳細は下記のリンクからチェックしてみてください。

>>「Tenuis3」のクラウドファンディングページはこちら

Source: machi-ya

Image: machi-ya

Photo: 吉田 祥平