小さいスマホほど、FeliCaが活きる。
楽天といえば英語圏の人が発音しづらい企業名で、アメリカでは「Rakuten」と正しく発音するとお金がもらえるという謎CMが流れてます。あれいいですよね。ぶっ飛んでて好きです。
で、先週の金曜日、楽天モバイルが催した携帯キャリア事業についての発表会に行ってきたのですが、そこで楽天製のスマホが登場しました。「Rakuten Mini」です。楽天は、英語表記です。
今回、たったの5分だけですが、Rakuten Miniの実機に触ることができましたので、その感想をお伝えします。主にハードウェアの話ばかりです。中身まで突っ込める時間がありませんでした。
ディスプレイ:3.6インチ、TFT、1,280 x 720/サイズ・重量:約106.2 x 53.4 x 8.6mm、79g/CPU:Snapdragon 439/RAM:3GB/ストレージ:32GB/メインカメラ:約1600万画素/フロントカメラ:約500万画素/バッテリー容量:1,250mAh/その他:おサイフケータイ、NFC、顔認証
“すこし”小さすぎる
まずはスペックから。Rakuten Miniは国産だけあって、かなり日本ユーザー好みの設計になっています。その最たるのが画面サイズ。3.6インチです。日本ではいまだに4インチのiPhone SEが人気ですし、やっぱりみんな小さい画面が好き。すっかり大きなスマホに慣れていても、Rakuten Miniを触ってみると「あっ、小さいスマホっていいなぁ」と感じます。
この感覚は、少し不自由かつミニマルなのが良い、という含みもあります。というのも、4インチのiPhone SEは使えるけど、3.6インチまで小さくなると日常的に使うスマホとしてはちょっと無理がある。
だけど、今はスマホでなんでもできちゃうから、逆に画面が小さくてちょっと不自由くらいがちょうどいい。そんな意味での「小さいスマホっていいなぁ」という感想です。
親指でどこでも触れるし、iPodのCMみたいにくるくる回したくなる。少ないことは豊かなことですね。
とはいえ、厚みは意外とあって、8.6mm。iPhone XSが7.7なので、約1mmほど厚いです。
それと背面のプラ感がチープだし、バックカメラの位置が端末のコーナーに対して少し下にズレているのが気になる…(これって気になるの僕だけなのかな、どうすか?)。気にしだすと細かいところが永遠と気になってしまう端末ではあります。
(なんで、上下のベゼルの幅が違うんだろう…)。
もうここらへんは、割り切るしかありませんね。サイドフレームが光沢感のあるデザインになっているのは好きです。とくにクールホワイトモデルはキラッと光が反射すると綺麗に見えます。
とはいえ、これらの欠点をすべてカバーしてしまうのが、FeliCa対応っていうこと。おサイフケータイに対応しているので、モバイルSuicaから、iDから、QUICPayから、電子マネーをこの端末にまとめられます。
今までもこういった小さい端末はいくつかありましたが、小さい端末にこそFeliCaは必要だと思うんです。だって、せっかくの小さい端末に、財布まで持ち出したくないですからね。
Palmか、Rakuten Miniか
小さいスマホといえば、今年、日本でも発売された「Palm」を思い出します。PalmはRakuten Miniよりも小さい3.3インチディスプレイなので、Rakuten Miniよりもさらに小さく・軽量です。こちらはデザインもカリカリに詰められていて、見せびらかしたくなる端末なのですが、一方でFeliCaは乗っていません。
それとPalmとRakuten Miniを比較したくなるのは、両方SIMフリーであるってこと。今回の発表会で、今後の楽天モバイル端末はすべてSIMフリーで販売されることが明らかになりましたが、Rakuten Miniもこれに該当。Palmはそもそもキャリアを通さないSIMフリーです。なお、Rakuten Miniの価格は明らかにされていません。
僕的Rakuten Miniの使い方
ということで、僕が運用するならこの2パターン。
1. Slackなどの連絡アプリだけ入れる簡易スマホ。休日はこれとカメラだけで1日過ごす。
2.モバイルルーター代わりのテザリング端末。仕事はこれとiPhone、Macと持ち歩く。
1のほうはRakuten Miniにはできて、Palmにはできない運用ですね。デザインはPalmのほうが好きだけど、荷物(財布)が一個減るなら、もうデザインは何でもいい気がします。
Source: 楽天モバイル