ついにこの日、Appleの新製品発表会です。

発表会が行われたスティーブ・ジョブズシアターのあるApple Parkには私は来ていませんが、同時に2つのデバイスから実況中継を見ていました。

今日の発表会でアナウンスされたものの中で、特に興味深いアップデートの一覧をまとめました。

【30秒でわかる、今日の発表】

・発表されたこと

新しいiPhoneは11と11 Pro/Pro Max。11はXR後継、Proは三眼カメラで深緑のモデルも。

新しいiPadOSに対応した、進化した10.2インチのiPadが3万4800円から。

Apple WatchはSeries 5でついに、時計の常時表示が可能に。

・発表されなかったこと

Apple Card日本上陸時期

新iPhoneのリバース充電

まずは発表会前後の株価をチェック

今日の発表を受けて手っ取り早くお金を儲けたいと思う人はこちらをチェック。

  • 発表会前の株価(現地時間 9:59):~214.38ドル
  • 発表会後の株価(現地時間 11:42):~213.30ドル
アイコンが並んだ画面
Screenshot: David Murphy

Apple Arcadeがついに配信開始

「フロッガ―」デモプレイの様子
Screenshot: David Murphy

Apple Arcade(Appleの「月額制で専用のゲームできるよ」というサービス)」がローンチされるという情報は以前からありました。

でも、私だったらサービス発表のデモ一発目に「フロッガ―」は使わないでしょう。控えめに言っても時代遅れだし。でもこれが今日実際に行なわれたことです。

上の画像は、操作キャラクターであるフロッガ―が「巨大な」幼児を避けながら子どもの遊び場を探検するデモのワンシーン。(Annapurnaの『Sayonara Wild Hearts』など、ほかの配信ゲームのデモはもっとおもしろそうでした。)

これは私だけかもしれませんが、最初のデモにはこういったファミリー層向けではないゲームを出してほしかったのですが、仕方ないですね。

魅力的なコンテンツがたっぷり配信予定の「Apple Arcade」の詳細はこちら:

9月19日に150カ国で配信スタート。月額600円。1カ月無料トライアルつき。

Apple発表会のワンシーン
Screenshot: David Murphy

Apple TV+、サービスの価格に驚愕

『See』の予告編の一幕
Screenshot: David Murphy

CEOのTim Cook氏は、Appleが公開するオリジナルドラマシリーズ『See』の予告編を放映。『Aquaman: The Game of Thrones』にも出演していたムキムキの彼(Jason Momoa氏)が主演です。

誰もが視覚を失った未来。その世界にある日、視覚を持った子どもが生まれ、世界は混沌の渦に巻き込まれる…といったストーリー。

「Apple TV+」は、11月1日に100カ国以上でローンチ。月額600円(家族で1つのApple TV+のサブスクが使用可能)。

さらに、Cook氏に「これはとんでもない」とまで言わせたのは、iPhone・iPad・MacBookのいずれかを購入したユーザーは、「Apple TV+」が1年間無料で楽しめるというサービスも。

新型iPadの到来。ついにキーボードにも対応

新iPadの説明の様子
Screenshot: David Murphy

第7世代の新iPadの登場です。仕様は次の通り。

  • 10.2インチのRetinaディスプレイ
  • 350万ピクセル
  • A10 Fusionチップ搭載
  • スマートコネクター搭載
  • Apple Pencil対応
  • 通常3万4800円/エデュケーションプラン(学生および教職員のユーザー)は3万2800円
  • 本日から予約可能、9月30日発売開始
今秋、iPadに魔法が宿る。iPadOSを触ってわかった9つの新機能

今秋、iPadに魔法が宿る。iPadOSを触ってわかった9つの新機能


新iPadの説明の様子2
Screenshot: David Murphy

Apple Watchを活用した研究に参加してみる?

Apple Watch関連の研究プログラムに関する説明
Screenshot: David Murphy

Appleは3つの健康に関する新しい研究プログラムを発表しました。

Apple Watchユーザーは、今年ローンチ予定のリサーチアプリを通して、ボランティアとして次の3つのプログラムに参加することができます

  • Apple Hearing Study:環境音が聴覚に及ぼす影響に関する研究
  • Women's Health Study:月経周期からわかる特定の健康状態に関する研究
  • Apple Heart & Movement Study:ユーザーの健康状態に合わせてApple Watchの測定基準がどれだけ早く警告を発令できるかに関する研究

常時点灯可能が実現したApple Watch Series 5

Apple Watch Series 5の説明
Screenshot: David Murphy

当然、Apple Watchの新モデルを今年手に入れることができます。仕様は次の通り。

  • 常時点灯のRetinaディスプレイ(低温のポリシリコンディスプレイで時間・コンプリケーション・運動状況をチェック可能)
  • 18時間のバッテリー駆動(常時ディスプレイON状態なのに!)
  • コンパス搭載。Appleの地図アプリで自分がどの方角を向いているのかわかる(または、緯度・経度・標高・傾度を測定できる新コンパスアプリでも確認可能)
  • すべての「Apple Watch Series 5」セルラーモデルで各国への緊急通報が可能
  • 再生アルミニウムを使用。色はシルバー・ゴールド・スペースグレー
  • ステンレススチール製は、ポリッシュ仕上げのスペースブラック・ローズゴールドの2色展開
  • 新しくチタン製モデルが追加。色はスペースブラック・スペースホワイト
  • セラミック製モデルも新登場。色はもちろんホワイト
  • エルメスが新モデル(カラーブロックバンド・盤面)を追加。黒色のエルメスモデル同様、ハイクラスな印象を演出
  • GPSモデル・4万2800円~/GPS+セルラーモデル・5万3800円~(昨年「Apple Watch Series 4」が発表された時と同じ価格)
  • 本日から予約可能、9月30日発売開始
Apple Watch Series 5の説明
Screenshot: David Murphy

Appleは「Apple Watch Seires 3」の値下げも発表し、GPSモデルが1万9800円で販売される。

待ちに待ったiPhone11。6色展開でカラバリ豊富

6色の新iPhone11
Screenshot: David Murphy

Appleは新しいiPhoneに一体いくつのカメラを搭載したのでしょうか?早速見ていきましょう。

  • カラーバリエーションは、パープル・ホワイト・イエロー・グリーン・ブラック・レッドの6色展開
  • 6.1インチのLiquid Retinaディスプレイ(True Tone・Wide color・Haptic Touch機能搭載/3D Touchは非対応)
  • デュアルカメラ搭載。広角12MP・焦点距離26mm・F1.8
  • ウルトラワイドカメラ搭載。焦点距離13mm・F2.4・広角120度
iPhone11での撮影の様子
Screenshot: David Murphy
  • 新しい3Dモードを使ってペットをポートレートモードで撮影したり、「High-Key Mono」設定で下の画像のような白黒写真も撮影可能
白黒の写真
Screenshot: David Murphy
  • 自動ナイトモード搭載で暗いところでの撮影もスムーズに
暗がりでの撮影の比較
Screenshot: David Murphy
  • 1秒間60枚の画像で構成される4Kでの動画撮影や、「Quick Take」モードを使ってシャッターボタンの長押しでカメラから動画撮影に切り替えることが可能
動画撮影の機能説明の様子
Screenshot: David Murphy
  • セルフィ―カメラは、12MP True Depthカメラで、より広角に。4K動画対応。スローモーション動画撮影が可能
  • A13 Bionicチップを搭載。Appleいわく「スマホ業界最速CPU・最速GPU」
  • バッテリーはiPhone XRより1時間長く持続
iPhone11の説明の様子
Screenshot: David Murphy
  • 7万4800円(昨年発表のiPhone XRより50ドル安くデビュー)
  • 9月13日午後9時より予約可能、9月20日販売開始

iPhone 11 Pro&Pro Maxの3眼カメラに注目。深緑の新色も気になる

iPhone 11 Proの説明の様子
Screenshot: David Murphy

もっとカメラが欲しい? そんなあなたにはiPhone 11 Pro & 11 Pro Maxがおすすめ。

  • Apple初の「Pro」モデル。「プロ」でなくとも、iPhoneを使いこなす「プロ」であれば誰でも購入できちゃう
  • ミッドナイトグリーン・スペースグレー・シルバー・ゴールドの4色展開
  • 5.8インチと6.5インチの有機ディスプレイを採用。Appleはディスプレイ名を「Super Retina XDR」と命名
  • HDR10・Dolby Vision・Dolby Atmos搭載
iPhone 11 ProとPro Maxの比較
Screenshot: David Murphy
iPhone 11 Proの機能説明の様子
Screenshot: David Murphy
  • A13 Bionic チップ搭載でマシーンのラーニング機能がより高速に。Appleいわく「スマホ最高峰のマシーンラーニングプラットフォーム」
CPU・GPUの機能説明の様子
Screenshot: David Murphy
  • バッテリー持続時間は、iPhone XRよりも4時間プラス、iPhone XS Maxより5時間プラス
  • 急速充電対応の18Wアダプターが付属
  • ワイドカメラ・テレフォト・ウルトラワイドの3眼カメラ搭載
3眼カメラの機能説明の様子
Screenshot: David Murphy
  • 1点から同時に3カメラのズーム撮影を行なうことで、2倍ズームイン・ズームアウト(4倍光学ズーム)可能
  • 「Deep Fusion」は今後のソフトウェアアップデートで搭載予定の機能。9枚を同時に撮影し、iPhoneのニューラルエンジンを使用。すべてを掛け合わせて細かなディティールまでのキャプチャを実現
3眼カメラで撮影した写真
Screenshot: David Murphy
  • 4K・60fpsでの動画撮影が3つすべての背面カメラで可能
iPhone 11 Proの機能説明の様子
Screenshot: David Murphy
iPhone 11 Proの機能説明の様子
Screenshot: David Murphy
  • iPhone 11 Proは11万6800円、iPhone 11 Pro Maxは11万9800円。9月13日午後9時から予約可能、9月20日販売開始

今日の発表を受けて、最新のiPhoneのラインナップはこうなりました。

iPhoneのラインナップ
Screenshot: David Murphy

Apple Watchを自分流にカスタマイズ

リテールストアの説明
Screenshot: David Murphy

「Apple Watch Series 5」の好きなモデルと、ケース・バンドをカスタマイズできる新たなサービスがAppleのリテールストアで開始されます。


※2019.9.11 10:40 追記・修正:

記事内のiPhone 11、iPhone 11 Pro/Pro Maxの予約開始時間に誤りがあったため、修正を行ないました。誤りを含んでいたことをお詫びいたします。


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Source: Apple

David Murphy - Lifehacker US[原文