ボタンを押し込みすぎて真っ二つに壊れないか心配…。
最近問題になっているJoy-Conの壊れやすさ。任天堂が革新的なゲーム機を作っていく上で、頑丈さは大きな課題のはず。
でもちょっと心配なのが米国特許商標庁にて確認された最近の特許出願。人間工学と操作性を向上させた、折り曲がるニンテンドースイッチ用コントローラーのデザインが明らかになったのです。
確かに持ちやすそうかも
折り曲げ型に刷新されたコントローラーは、既にあるJoy-Conにとても似ています。必要に応じて画面本体から取り外すことも可能です。しかし左右両側の上部(左のJoy-Con(L)はLスティック、右のJoy-Con(R)は4つのABXYボタン)が下向きに折れ曲がるようになっていて、小さなコントローラーであっても手に馴染むとのこと。それに裏側にある左右のZボタンにも、指が届きやすくなります。
内蔵の電子機器は壊れないのか?
人間工学的に優れているのはさて置き…デザインの刷新が、従来のJoy-Consの使い方に機能的な変更をもたらすワケではありません。ただ、内蔵された電子部品には、大きな変更を加える必要があるでしょう。任天堂が、日本でこのデザインの特許を申請したのは2018年の2月末だったというのに、まだ登場しないのはそれが理由かなと思われます。
ですが任天堂はアメリカでもこの特許を申請しているので、この刷新はホントに実現する可能性がありそうです。もしかしたら、ウワサされている「スイッチ・プロ」に搭載されたりするのでしょうか?
折りたたみ型ガジェットは鬼門
手が大きい人たちは、特にJoy-Conを本体から外したときに小さすぎて、上手くゲームをプレイすることが難しいといいます。コントローラーを折り曲げることが、プレイのしやすさ改善に繋がるか定かではありませんが、電子機器はシンプルなデザインが良いと主張している身としては、あまりこれらを試してみる気にはなれません。
私たちは、折りたたみ型の電子機器が、発売直後にいきなり崖から落っこちた例を目撃しています。そして操作性が改善すると思われるこのJoy-Conの刷新では、ケースの中に折り曲げ可能な基板を収納しなければいけないのです。
「ドリフト問題」(スティックが勝手に動いてゲームプレイを邪魔する不具合)が広がり、それが最終的に任天堂への集団訴訟に発展したあとでもありますし、Joy-Conが折り曲がるようになったら、予期せぬ問題が発生するかも? と懸念が生じるのは、自然な流れです。
蝶番というのは故障が起きやすいパーツですが、基板に関しては上下でふたつに分けて、フレキシブルプリント配線板で繋げば良いんじゃないか?と思うのは素人考えでしょうか…?
Source: LETSGO DIGITAL via US Patent & Trademark Office