映画館vsスマホの戦いは続く...。
日本の映画館に来るお客さんのマナーは、アメリカのそれに比べると全然マシです。
わたし(訳者)はアメリカに長く住んでいたこともあり、アメリカで映画館へ行く時は、上映中におしゃべりしそうな人やら、携帯をいじりまくるティーンエイジャーやら、映画館危険人物を瞬時にスキャンして席を選ぶというスキルが磨かれました。
こちら、米ギズのHudson Hongoのコラムなんですが、笑ってしまうほど映画館でのマナーに怒り爆発です。
ちょっと読んでみましょう。
今年は週末ずっと映画館に来ています。際限なくニュースであふれかえる環境の中、地元の映画館へいって、数時間世の中からシャットダウンできるからです。
でも悲しいことにある「トレンド」に気づいてしまいました。みんなスマホいじりすぎ!
スマホのライト全開で映画館に途中入場!
最近見に行った『ジョン・ウィック:パラベラム』では、映画が半分まで来たあたりで男の人がスマホを持って入ってくるのが見えました。キアヌ・リーブスが死闘を繰り広げてるっていうのに、このスマホ男は、途中で入ってきて更には一番明るい画面設定でソーシャルニュースサイトのRedditを読んでる様子。なぜ! ここで! それを!?
それだけじゃ終わりません。数分後には電話で話しながら入ってくる女性まで。
「うん、そうそう。えー、違うの? あ、そろそろ切らなきゃ。今、映画館なんだよね」って彼女は話していました。
映画館ですよ、はい、ここは!
これ、一回きりの出来事だって言えたらどんなに幸せかって思うんですが、過去数年、映画の間スマホを手放せない人たちをずっと見てきました。
お金を払って映画を見にきているのに、映画の最後まで、たいしたことない「わかった、あとでね」くらいのメッセージを見ずにはいられない人たちが結構な数いるんです。
これを控えめにやっているのなら、しょうがないって思えるんですが、スクリーン画面の明るさ最大でやられると...。
映画館の中で見なくても、もっと控えめに外へ出てチェックすればいいことなんですよね。
映画より面白いならスマホ見せてもらっていいかな?
それでちょっと考えてみました。
暗闇で誰かのスマホの明るさにイラっと来ない方法。
誰かがスマホを取り出したら、これからは「ちょっとお借りしてもいいですか?」って聞くことにします。
お金を払ってみにきた映画よりももっと面白いものをそのスマホの画面で見ているのなら、映画館にいる他の人たちだって見る価値があるものなんじゃないですか?
おもしろ画像? そんなにおもしろいなら見せて欲しいじゃないですか。
そしたら、それを他の席に座っている人たちにもシェアして見せてあげなきゃ、そんなにおもしろいの見せてあげないなんてフェアじゃないでしょ?
それでスマホを貸してくれないと言われても、スマホが外に出ている限り僕は聞き続けるつもり。
終わったらちゃんと明るさ設定を少し下げて返してあげるつもりです。
実は、これを実際にやってやろうって決めてから、なぜかスマホを出す人に遭遇しなくなってしまいました。
過去数本の映画では、誰もスマホを取り出さないし...。
もしかしたら僕のこの「スマホ貸してください作戦」がプンプン匂っているのか。もしくはみんな映画のよさに気づいたのか。
どちらにしても、「スマホ貸してください作戦」やってみてはいかがでしょう。
実は最近は映画館に向かう時に、おもしろいメールとかテキストメッセージが来ないかなって思っている自分もいたりします。
そしたら映画上映中に見たくなるほどの、そして周りの人たちにもシェアしたくなるほどのおもしろいやつ来ないかなぁなんて...。
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Image: Shutterstock.com
ギズモードジャパンより転載(2019.08.09)