機能的なキッチンとは、必要なものが常備してあるキッチン。そうしたキッチンにしたいなら、バターは2種類常備しましょう。
1つは調理用のクッキングバター、もう1つは塗る用のスナックバターです。
クッキングバターは安いものでいい
オーブンでパンやケーキを焼いたり、フライパンで食材をソテーしたり炒めるときに使うクッキングバターは、値段がかなり安いものを選んでも大丈夫です。
これは、私がケチだから言っているのではなくて、焼き菓子づくりの女王として名高いStella Parksさんもパンやケーキを焼くときは安いバターを使うことにしています。
彼女のすることなら間違いないと読者の皆さんも思いますよね。現に、高級なベーキングバターを使うときは、よほど気をつけていないと失敗します。
クッキングバターは、使う人の好みに応じて、有塩でも無塩でも構いません。
(有塩バターは意外に水分を多く含んでいることがあるので避ける人もいますが、有塩バターを使ってこそ美味しくできるクッキーもあります。)
クッキングバターは、その名の通り調理に使うので、バターの風味にあまりこだわる必要はありません。かすかな風味は、食材の風味で消えてしまうことが多いからです。
クッキングバターは、一度に購入する量に応じて冷蔵庫か冷凍庫に保存しましょう。
スナックバターは質・保存法にこだわれ
直接何かにつけて食べるスナックバターの場合は、話がまるで違います。
スナックバターは室温で保存しますが、できたらフレンチ・バターキーパーに入れると常に柔らかくて塗りやすく、表面が硬くなることもありません。
スナックバターは極上のパンや朝食のラディッシュ、グラハムクラッカーに塗って食べます(この組み合わせを試したことがないなら、すぐに試してみてください)。
この種のバターは、チーズを食べるときと同じように、冷やさず、たっぷり塗って味わいましょう。食べ方に決まりはありません。
理想的なスナックバターの条件は、1.発酵していること、2.ゆっくり撹拌され、脂質が多くクリーミーなこと、3.風味がしっかりあることです。
アイリッシュバターもおすすめです。こちらは、発酵していないことが多いですが、脂質の含有量が多く、牧草だけを食べて育つ牛のミルクから作るので、色は鮮やかな黄色になっています。
コストはかかる?
ここで紹介した2種類のバターをキッチンに常備するのは、ちょっとコストがかかりすぎると思うかもしれません。
ですが、妥協してほどほどの値段のバターを1つ買ってどんなときにもそれ1つだけを使うより、役割の違う2種類のバターを買って使い分ける方が賢いと思います。
クッキングバターはスーパーで売っている一番安いものにして、そこで倹約したお金を高級なスナックバターにかければ、コストの点でもバランスがとれるのではないでしょうか。
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Photo: Claire Lower
Source: Twitter(1, 2), Bon Appétit
Claire Lower – Lifehacker US[原文]