日本でも2020年のどこからしいです。
9月12日から22日まで、ドイツで「フランクフルト・モーターショー2019」が開催されています。そこでは自動車メーカーのホンダから、小さくて可愛いEV「Honda e」がプロトタイプから脱却し、正式に発売されることが発表されました。
スペックとお値段
THE VERGEによると、Honda eはフル充電で220kmの航続距離を走り、35.5kWhのバッテリーは134馬力(アップグレードすると152馬力)を誇ります。そしてウリは30分で0~80%まで急速充電できること。
出荷されるのは2020年夏ですが、登場するのはイギリスとドイツで、どちらも円にすると約350万円の価格設定となっています。
デュアル・タッチスクリーン
Honda eにはさまざまな特徴がありますが、たとえばデュアル・タッチスクリーンになったインパネは自由にカスタマイズできてナイスです。
またアシスト機能やメーター、座席のポジションやヘッドライト、キーレスエントリーなどなど車体に関する細かな設定を変えられたり、EVメニューから充電の待ち時間のスケジュール管理ができたり、ナビやスマホとの無線接続の画面を呼び出したり、電話や音声アシスタントも使えます。
その際の掛け声は「おーけーホンダ」らしいですね。アシスタントは、MS Officeアシスタントのクリッピー君を彷彿させる、弾力性のあるキャラクターですね。
高性能カメラになったサイドミラー
サイドミラーはなんとカメラになっています。風の抵抗がかなり抑えられ、また普通の角度だと鏡よりチョッピリ可視領域が広い程度ですが…広角にすると死角となる自分の斜め後ろがかなりカバーできることがわかります。
カメラの映像はエアコン送風口の上にあるディスプレイで見られるため、運転中に首を回す角度が少なくなります。インパネから連続するラインに並んでいるのもデザイン的にスムーズですよね。また夜間、雨天走行時の視認性も向上。縦列駐車時にはマス目を表示してくれるため、失敗が減りそうです。
日本での発売は?
Teslaの「Model 3」が511万円なのを踏まえると、機能も価格も手頃なHonda eは、ホンダ・ブランドの信頼性も加味して急速に普及しそうな気がします。
ちなみに6月にEVsmartBlogが日本の発売はいつなのかをホンダに尋ねたところ、「2020年内のどこか」と回答があったとのこと。英・独が夏なので、遅くとも秋か冬。早ければ同時に夏ってことも考えられる…かも?
Source: YouTube(1, 2, 3) via THE VERGE, EVsmartBlog