私たちは大人になるまでに、生活に必要なささやかなスキルをいつのまにか身に付けています。
ジャケットの着方、靴紐の結び方、風船ガムの膨らまし方、指の鳴らし方(最後の2つはできなくても人生にそれほど支障はないかもしれませんが)。
でも、こういうスキルをいざ子どもに教えようとすると、なかなか難しいものです。
たとえば、口笛の吹き方を教えるところを想定してみましょう。
「口笛を吹くときは、唇をこんなふうにすぼめる感じにして、その唇の間から空気を吹き出すようにするんだよ。
…違う違う。もっとこんなふうにゆっくりやって。…もう少し唇をすぼめて。…まあ、そのうちコツがつかめると思うよ」
…という感じになりがちです。
でも、子どもが自然とできるようになるのを待っていられないスキルもあります。それは、自分で鼻をかめるようになることです。
鼻水を垂らしていると気持ち悪いですし、親も学校の先生も子どもの鼻を拭いてやることからどこかの時点で放免されたいからです。
Today’s Parentが30枚のスライドショーを使って紹介している「夏休み明けの新学期を迎えるときに役立つ」ライフハックの1つに、「鼻のかみ方を教える方法」があったのでご紹介します。
コットンボールを使って教えるこの方法は、新学期に限らずいつでも使えます。
子どもに鼻のかみ方を教える方法
▼必要なもの:コットンボール1個
▼ステップ:
1. 子どもに、鼻から出す空気の力だけでコットンボールを動かす練習をさせて、鼻から空気を勢いよく出すことに慣れさせる。この間、口は閉じたままの状態にさせておく。
2. ティッシュペーパーを鼻にあてて、片方の鼻孔をそっと押さえ、もう片方の鼻孔から息を吹き出させる。それができたら、今度はもう片方の鼻孔で同じことを練習させる。
3. 鼻をかみ終えたらティッシュペーパーを捨てて、ばい菌があちこちに付かないよう、手を洗うことを教える。
手元にコットンボールがないときは、ティッシュペーパーでも代用できます。
テーブルに清潔なティッシュペーパーを置いて、鼻から噴き出す空気でそれを動かす練習をさせましょう。
誰が一番先にテーブルの向こう側までティッシュを飛ばせるか競争すると楽しくやれるでしょう。
口笛の吹き方は子どもが鼻をちゃんとかめるようになってから教えても遅くありませんよね。
あわせて読みたい
Image: Getty Images, ToskanaINC/Shutterstock
Meghan Moravcik Walbert – Lifehacker US[原文]